post-2235

価格の合意はあったのに・・・デザインができあがってから強引に卸値を下げさせられた、アパレル商品のデザイン案件

職業:アパレルメーカー
困った依頼:バッグの開発と制作 

全国展開しているアパレル小売店のバッグデザインと開発を担当

アパレルの商品は、基本的にはアパレルメーカーがデザインや開発をして、その商品を小売店に卸すことで商品となります。その時には、小売店よりバッグのデザインと開発を依頼されました。クライアントの会社の規模は比較的大きめで、日本全国に店舗があるような会社です。

担当者は基本的には2人だったのですが、男性と女性のペアの方で女性の担当者の方が年長で上司でした。男性の方は腰が低く言葉遣いも丁寧だったのですが、女性の方は多少横柄で言葉遣いも少し悪いような印象でした。

交渉のスタイルとしては、男性が飴を担当して女性がムチを担当するようなスタイルでした。

サマー用商品としてクリアバッグとカゴバッグを開発

アパレル商品の開発は、スプリング、サマー、オータム、ウインターと四つの季節ごとに開発して商品を提供するのですが、その時はサマーの開発でクリアバッグとカゴバッグという商品を依頼されました。クリアバッグは非常に原価が安いですし、カゴバッグは夏らしさを出すバッグですので、サマーに良く売れる商品となっています。

開発の状況はデザイナーが2名と、開発と生産担当が2名、営業が2名の6人で行なっていました。最初は男性のみと交渉することが多く、相手のクリアバッグやカゴバッグの予算やデザインの希望を聞きつつ、まずはサンプルを作ることになりました。

サンプルを作って持って行ったのですが、男性の担当者に気に入ってもらうことが出来ませんでした。ですので、その場でデザインの相談をして、カゴバッグのこの部分の材質を変えたいといったようなことや、クリアバッグのデザインを変えて欲しいといったようなことを相談して、また新しいサンプルを作ることになりました。

そして作ったサンプルを持って行くと、今度は男性の担当者の方に大変気に入ってもらうことが出来ました。恐らくこのままこのサンプルのデザインで卸してもらうことになると言われましたので、安心して帰社しました。

合意済み卸値をデザインが完了した後で高いと言われる

すると翌日に、男性の担当者の方から電話が掛かって来て、どうしても話したいことがあると言われました。すぐに上司と私の営業の2人で行くと、女性の担当者もいる状況でした。

そうすると女性の担当者は、卸値が高過ぎるとのことでした。それまでは卸値に納得していたのに、急に不快感を言われて戸惑ってしまいました。このままだと卸してもらう必要がないとまで言われましたので、開発担当の社員と相談して、結局卸値を下げることになりました。

トータルでは2か月も掛かっている商品の開発でしたし、途中で投げ出すことは出来ませんでしたので泣く泣く卸値を下げることにしました。足元を見られる立場は本当に辛かったです。