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WEBサイト作成は趣味だろ、と値引き要請してくるひどいクライアント

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職業:プログラマー
困った依頼:webサイト開設 

フリーランスになって10年くらいになりますが、仕事の量も増えており、ありがたい話ですがそれと同時に「個性的な」クライアントも増えつつあります。こればかりは仕方がない事として切り替えていますが私の体験として「個性的な」クライアントについてお話します。

職人気質のクライアントには要注意

クライアントとのトラブルで一番多いのは「金銭的」なことです。ある会社の仕事依頼についてお話します。

100名くらいいる中規模の製造部品を主に扱っている会社でインターネットというものにあまり馴染みのない昔ながらの職人タイプの会社です。その会社からインターネットサイトの開設を依頼されました。仕事自体は簡単なものでサーバー代やシステム管理費なども含めて見積もりとして30万円を提示しました。

私のようなプログラマーは今の時代珍しくありませんが、それでも一部の人にはまったく理解されていない職種でもあります。その一つが職人気質の会社です。物を作ることを至上の命題として生きており、実際に目に見える鉄やプラスチックなどを加工してその精度を競い合うことが「物を作る」ことだと認識しており、私のような数字をいじって画面上に映像が出ただけでは「物を作る」ことにはならないそうです。

サイト作成は趣味でやっているわけではない

ですから「趣味でやっている」と思われてしまい、見積もりの金額には納得しませんでした。決して高くはありませんし、こちらも仕事で生計を取っていますからお小遣い稼ぎをしているわけではありません。

ですが、文句を言っても何の解決策にもなりませんから一から丁寧に説明をしました。それでも納得すれば最高なのですが、そうはいかないのがモノづくり気質の人たちです。

「サイトなんて2時間くらいで作れるだろ」と言いだして、「うちにもパソコン分かるやつがいるからそいつに教えてくれればいい」と言うことになりました。私も依頼された以上きちんと説明はします。そして、それ以上に「サイトなんて」と言われたことが癇に障りました。

どのような世界にも自分の仕事にプライドを持っている人はいます。私もプログラマーとしてプライドを持って仕事をしていますが、残念ながら日本では「パソコンをいじる人」と言うイメージとともに暗いイメージがつきまといます。「重要なのは人と人のつながりだ」と言うわけです。

やっと見積書に同意してもらい、お仕事スタート

話が逸れましたが、それでも一応依頼は受けて相手も何とか納得をして見積書に同意して仕事に取り掛かりました。それほど難しい仕事ではありませんから一人でできます。普段はフリーランス同士でチームを組んで大きな仕事をすることもありますがサイト開設程度ならば1週間もかからずに完成します。

納期は1ヶ月と言うことですが、サーバーの構築や契約、ウイルス対策もきちんとしていなければ最近騒がれている「個人情報流出」が起こりますからその辺もきちんと相手側と契約していきます。

クライアントにはその都度説明のメールを入れつつ、反応がないので、実際に会社に行き説明をします。これですんなり終わればいいのですが、そうはいきませんでした。

やっぱり!後になって社長自ら値引き要請

やはり金銭的な問題が原因です。社長自ら安く解説できる会社を見つけ出してきて「ここよりも安くしろ」と言う話になりました。

もちろんそのようなことは日常茶飯事ですからこちらも驚きませんが、その会社と私が作るホームページの内容を見比べて一つ一つ説明します。ただこの部分は専門的な問題で言葉も難しくなってしまうので大抵は理解されません。

あとは目で見てもらうのが一番ですが例えば画像変換などのスピードやページの軽さなどは実際に見ようにも相手の会社には完成品がありませんから比べられずに見た目だけ派手な宣伝文句に惑わされてしまうことが多いのです。

派手な写真を使えばサーバーに負荷がかかり、ページ表示速度が遅くなります。表示が遅いとユーザーはイライラしますから満足度が落ちてしまう可能性があります。それどころかリーピーターも少なくなり会社がせっかく作ったホームページを作った宣伝も無意味になる可能性があります。それはSEOの観点からも良くないことです。

サーバーダウンなどの危険性を説明してやっと納得

どのような商品にも「満足度」があるようにホームページにも満足度はあります。それが落ちればどうなるかは会社で商品を作っているならば分かるはずです。ですからページを重くする危険性をきちんと説明してさらにサーバーを借りれば費用がかさむことも説明しました。

実際に重いページのサンプルも持っていますから、社長に見せてどれだけ不都合なのかも体感してもらいました。そのような問答が何度となく続き、最後は何とか納得して見積り通りの費用を支払っていただきましたが、不満は残っているようです。

問題が起きてからでは遅いのであり、一度サーバーダウンを起こせば小さな会社のサイトでも情報流出などの危機に瀕します。私たちプログラマーはその危険性を嫌と言うほど知っています。だからこそ「趣味」だと言われると虚しくなるのです。

1ヶ月ちょっとでしたが、疲れる仕事でした。実際に金額が振り込まれるまでが仕事ですから、前金を除いた額が振り込まれてやっと安心しました。

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