post-1503

納品後の請求段階で値引き要請するくせに振込もしてこない不誠実な音楽事務所

職業:webデザイナー兼flashデザイナー
困った依頼:音楽事務所所属アーティストのプロモーション 

長く勤めていたデザイン関係の会社を辞めて、今はフリーでwebデザインに関わる仕事をしているのですが、ある時、クラウドソーシングを介して、仕事の依頼が来ました。

音楽事務所からプロモーションFlashとビデオ制作の依頼

名古屋で音楽事務所をしているらしく、そこに所属するアーティストを紹介するような、プロモーションflashと、ビデオを制作して欲しいということでした。提示された価格は、考えられないほど安いものでしたが、素材は向こうで用意してくれるという事でしたので、とりあえず、一度だけ作る事にしました。

すると、クラウドソーシングを介さずに、直接メールしてきました。相手はいたく気に入ったらしく、今後もお願いしたいということでした。

事業を広げる計画もあるので、これからも、協力して欲しいとも頼んできました。少し不安はありましたが、仕事があまりない時期でもあったので、徐々に値段を上げてもらう方向で行こうと、とりあえずその申し出にOKを出しました。

メール文面が稚拙すぎてとても社会人とは思えない

しかし、気になってきたのは、相手のメールの文面でした。最低限のマナーもなっておらず、とても社会人とは思えないような対応でした。敬語の使い方もままならないような、まるで友人にでもメールするような、稚拙な文面になってきたのでした。

依頼内容の資料に関しても、毎回誤字脱字などは当たり前で、間違いが多く、こちらでチェックしてから、一回一回間違いを確認しなければならないほどでした。仕事内容は簡単でも、これだけ間違いが多いと、やり直しの時間もかかり、割の合わない仕事になってきました。

それに対しても、相手は次第に詫びる言葉もなくなり、「了解です」の一言だけが返ってくるような状態で、こんな常識のないクライアントは初めてでした。とはいえ、作業内容は比較的簡単だったので、苛立ちながらも何件か制作し、結局月末になりました。

納品後の請求段階でかなりの値引き要請

請求書を制作する際に、もう一度金額を確認したところ、最初に提示してきた金額よりも、かなり値下げして頼んで来ました。これには、怒りを通り越して唖然としました。色々と追加で頼まれたりもしたので、値上がりすることはあっても、まさかここまで下げて来るとは思いませんでした。

ただでさえ間違いが多く、やり直す手間がかかるので、全く採算が取れない状況なので、申し訳ありませんが、それでは出来ませんと説明すると、相手は急に悪態をついてきたのでした。

「こちらも金額の割に仕上がりが良いから頼んだだけだ、他にも頼める相手は腐る程いる、そんなことではこの先もやっていけませんよ」もう、呆れて相手にする気もありませんでした。特に最後の文面は、そっくりそのまま返したい気分でした。

もちろん、これ以上かかわり合いにもなりたくないので、冷静に対応し、最初の提示された金額より、少し値下げした金額を提案すると、相手は、やっとしぶしぶOKしました。

請求金額にはしぶしぶ合意するも、制作費が振り込まれない

しかし、それから1ヶ月経っても2ヶ月経っても、制作費は振込まれることはありませんでした。何度も請求書付きのメールを再送しましたが、返事がなく、これはまずいと思って、督促状を送付すると、すぐに口座に振り込まれました。

もしやメールサーバのトラブルかと思っていましたが、督促状をみてすぐ振り込まれたという事は、ちゃんと毎回メールは届いていたということですよね。しかし、それに対しての連絡は全くなく、無言での振込でした。

どんなに小さいものであろうと、一応事務所をやっている立場でありながら、なぜ自ら評判を下げるような事をするのか疑問です。人気や世間での評判が大きく左右するジャンルなのに、よくこんなずさんな対応が出来るものだと、驚いてしまいます。

相手が詐欺まがいの経営をしていることが分かった

その所属アーティストの資料として、曲の音源も聞きましたが、とても、プロが作ったとは思えない、素人以下の酷い仕上がりでした。その事務所のホームページによると、養成所を兼ねていて、優秀な人には、プロのレコーディングにより、曲を作ってもらえるというのが売り文句でした。

おそらくその所属アーティスト達も、かなり養成費用として、料金を取られているのだろうという事は想像がつきます。それがこの仕上がりでは、本当に不憫だなと思いました。

こんな詐欺まがいの商売をしていて、それがまかり通っていることに、腹が立ちますが、それに引っかかる人がいる限り、このまま経営は続いていくのでしょう。

誠実さを感じない方からの依頼は安請け合いすべきではないと痛感

もうこちらとしては、地雷を避けてやっていくしかないのだと思います。特にフリーでやっていると、とても良いクライアントもいますが、最初から見下げてくるようなクライアントもいます。

いくら仕事がなくても、そんな相手に安売りしていては、心も体も削られていくばかりです。最低限のプライドは持って、やっていく方が、良いクライアントにも恵まれる率が上がります。

この件ではかなり精神的にも参りました。なんでもかんでも安請け合いするべきではない、という勉強になった出来事でした。それ以来、文面から誠実さを感じない方からの依頼は、お断りさせていただくようにしています。