自己PRと志望動機の違い、わかりますか?違いと書き方を例文で検証

「自己PRをしてください」と言われているにも関わらず、志望動機を話してしまったり、ただの自己紹介になってしまったりする人がいます。これでは面接官に十分に伝わらず、良い印象を持たれません。自己PRと志望動機との違いを理解し、効果的にアピールできる応募書類の書き方や面接での話し方をご紹介します。

自己PR・志望動機を書類に書くときのポイントと例文

自己PRと志望動機は似ているようですが、自己PRは「自分の強み」をアピールするのに対し、志望動機は「なぜこの企業を志望したのか」という自分の気持ちを伝えます。履歴書やエントリーシートに、自己PRと志望動機を書くときのそれぞれのポイントと例文をご紹介します。

自己PRを書くときのポイント

結論を先に書く

「私は~が長所です。」「私は~に自信があります。」などと先に結論を書くことで、採用担当者の頭に「この人はそういう人間なんだ」というイメージが思い浮かびやすくなります。

【例】私は仕事への情熱があります。前職では、社内の売上げランキングで、常にトップ5にランクインしていました。

キャッチフレーズで印象付ける

応募書類の最初の一行は、採用担当者が一番見る部分です。「私は~な人間です。」「私は~とよく言われます。」などと、自分にキャッチフレーズをつけると、インパクトも強く、採用担当者の印象に残りやすくなります。目標としている言葉や座右の銘をあげて、自分をアピールするのもよい方法です。

【例】「新しいことに果敢に挑戦する」というのが私のポリシーです。前職では、紙面での仕事に限界を感じ、未経験ながら部内でWebソリューションのプロジェクトを立ち上げました。独学で知識を習得しながら、半年で営業目標を達成しました。

根拠となるエピソードを書く

結論やキャッチフレーズを書いたら、そのあとに根拠となるエピソードを書きましょう。書き出しでせっかく採用担当者に良い印象を与えても、裏付けとなるエピソードが弱ければ信用されません。仕事で取り組んでいた問題や課題を解決した、目標を達成するための努力など、文章だけでも理解できるようにわかりやすく書いてください。数字などを入れて書くと、より具体的になります。

【例】私は人の気持ちに寄り添うことを大切にしています。学生時代、塾のアルバイト講師をしていました。勉強を教えるだけでなく、成績が落ちた生徒の心のサポートに勤めました。その働き方が認められ、アルバイト先の塾長から「是非、我が社で働いてくれないか」と内定をいただくまでに至りました。

志望動機を書くときのポイント

企業が求める人材を把握する

志望動機を書くときは、まず業界研究をしてその企業がどのような人材を求めているのかを情報収集します。その上で「自分はその人材にマッチしていますよ」と、仕事上での強み、自分の興味・関心を伝えます。こうすることで同業種や他社との差別化をはかり、インパクトの強い志望動機にすることができます。

【例】中古物件を、現代的な魅力あるデザイナー物件にするという、業界でも新しい試みをしている御社の事業内容にとても惹かれて志望しました。

自分の将来の姿を想像して、目標やビジョンを書く

自分はその企業に入ったら、具体的にどんな仕事がしたいのか、どのような成長を見込めるのかを想像して書きます。入社後のことを具体的に書けていると、将来を見据えて入社を目指しているんだな、と採用担当者も好印象を持ちます。

【例】前職では社員教育や研修を担当し、「自立した社員」を育成すべくカリキュラムを工夫し成果を上げてきました。この経験を生かして、教育の現場でも一人一人の子どもが自立した人間になれるように、ていねいに支援していきたいです。

自分が貢献できることを書く

企業の成長に、自分がどう関わっていけるのか、どんな力を貢献できるのかは、志望動機で重要なポイントです。これも、応募企業の特徴やコンセプトにマッチしたものを書いてください。

【例】独自のプログラムで、業界シェアNO1を誇る御社に惹かれました。前職でのチームリーダーの経験を活かし、マネジメント力やソフトウェア開発の面で即戦力として貢献できると思います。

自己PRと志望動機はどちらを先に書くか?

自己PRと志望動機は応募書類の欄に従って書くことがほとんどですが、まれに自由記述形式の応募書類もあります。そうした場合、自己PRと志望動機、どちらを先に書いたら良いのでしょうか。
基本的には、はじめに自己PRを書き、続けて志望動機を書きます。自己PRは一度しっかりと土台を作ってしまえば、どんな企業でも応用することができます。しかし志望動機は、応募する企業によって変えなければなりません。自己PRの延長線上に、志望動機があると考えるとわかりやすいです。自己PRに続けて志望動機を書く、この順番だと、採用担当者もすんなりと頭に入りやすくなります。
自己PRと志望動機は応募書類の欄に従って書くことがほとんどですが、まれに自由記述形式の応募書類もあります。そうした場合、自己PRと志望動機、どちらを先に書いたら良いのでしょうか。
この場合もはじめに自己PRを書き、続けて志望動機を書きます。自己PRは一度しっかりと土台を作ってしまえば、どんな企業でも応用することができます。しかし志望動機は、応募する企業によって変えなければなりません。自己PRの延長線上に、志望動機があると考えるとわかりやすいです。自己PRに続けて志望動機を書く、この順番だと、採用担当者もすんなりと頭に入りやすくなります。

自己PRと志望動機の違い~アピールする内容と書き方のポイント~

自己PRと志望動機、結論が同じになってしまったり、内容がかぶってしまったりして頭を悩ませることはありませんか?自己PRと志望動機は同じでよいのか?また逆に一貫性があった方がいいのか?という応募書類でも書き分けが難しいポイントを解説します。

自己PRと志望動機の違い

自己PRは「自分の強み」をという客観的な事実をアピールするのに対し、志望動機は「なぜこの企業を志望したのか」という自分の意思を伝えます。もっと簡単に言うと、自己PRは「あなたの好きなことや得意なこと」を書くのに対し、志望動機は「自分はこの会社に入りたいです」という熱意を書きます。

自己PRと志望動機は同じでもいいのか?

自己PRと志望動機は別のものです。同じような書き方になってしまう人は、次のポイントを見直してみてください。

自分目線で書いている

自己PRは企業から見た目線で、逆に志望動機は自分の目線で書かなくてはなりません。自己PRは、企業が見て「この人と一緒に働きたいな」と思ってもらうためのものです。自分の意志や希望は志望動機にまとめ、客観的に判断できることを文章にするようにしてください。

必要以上に自分をアピールしようとしている

履歴書を見ていると志望動機が自己PRになってしまう人がとても多いです。「〜した経験が御社のお役に立てると思い応募しました」と志望動機に書いている方がいますが「~した経験」の部分は、自己PRに書くべきことです。ここを書き分けることができれば、さらに自己PRは良いものになります。

自己PRと志望動機の一貫性はあったほうがいいのか?

もし自分にアピールできるポイントがたくさんあるのであれば、自己PRと志望動機は別のネタやエピソードを取り上げる方がよいです。それだけ採用担当者にアピールできるポイントが増えるからです。
もしどうしてもアピールできるポイントがない、記入欄が少なく書ききれない等の理由で自己PRと志望動機に一貫性を持たせたいという人は、自己PRをそのまま志望動機に生かせるような書き方をすると、まとまりが出て読みやすくなります。

【例】
自己PR部分
目標に向かってコツコツと努力することが私の強みです。前職での観光ガイドでは、外国人観光客のために独学で英語を勉強し、初年度には400点だったスコアを現在は780点まで伸ばしました。

志望動機部分
この英語力をもっと仕事に生かしたいと思い、地域で英語教室シェア1位の御社に関心を持ちました。仕事においても努力を大事にして、子どもの成績を伸ばすだけでなく、自身を高めることを忘れずに、御社に貢献したいです。

自己PR・志望動機の面接での話し方のポイント

自己PRや志望動機は、面接でも重要なポイント。面接者も「あなたがどのような人なのか」を見たがっています。自己PRや志望動機を面接で話す時の適切な時間や、ポイントをご紹介します。

自己PRの適切な話し時間

大体は「1分で自由に自己PRをしてください」などと、面接官から時間の指定をされることが多いです。そうでない場合は、大体90秒を目安に話すようにしてください。短い時間でいかに自分をプレゼンテーションできるか、を面接官は見ています。既に履歴書などの応募書類にも記載してあるので、だらだらと話すよりも、必要なことや書かれていない不足部分だけを簡潔に話すようにしてください。
2分を目安に話す練習をしておくと、本番、緊張して早口になってしまってもちょうどいいぐらいの時間になります。

自己PR・志望動機の話し方のポイント

自己紹介と自己PRを区別する

入室するとはじめに「自己紹介をお願いします」と言われる場合があります。自己紹介と言われた場合は「名前+一言」、+前職の紹介くらいにとどめておいてください。あとから再度「自己PRをしてください」と言われる場合があるからです。自己PRと言われた場合は「自分の強みやアピールポイント+具体的な根拠となるエピソード」を話しましょう。

「フック」を作っておく

「フック」とは会話の糸口になるきっかけのことです。例えば、人と違った趣味や特技、仕事での失敗談など、相手が興味を持ちそうな内容を話すのです。そうすれば「もっと詳しく聞かせてもらえませんか?」と面接官にインパクトを与えられます。
うまく利用すれば、面接を自分のペースに持っていくことも可能です。もし話すことに自信がある方は、「ここは面接官に突っ込まれるかも?」ということをあらかじめ用意しておくのも1つの方法です。

自己PR・志望動機を聞かれない理由

自己PRや志望動機を聞かれないこともあります。「もしかして自分は落ちたのかな?」と不安になる方もいると思いますが、あえて聞かない理由がある場合もあります。

自己PR・志望動機がしっかりと書かれている

既に応募書類にしっかりと書かれていて「聞いても同じ答えが返ってくるな」と担当者が感じた場合は、聞かないこともあります。限られた面接時間ですから、応募書類に書かれていないほかのことをもっと聞いてみたい、という採用担当者側の考えもあります。

本人の素の言葉を聞きたい

自己PRや志望動機は、どんな企業でも大切に考えているポイントです。面接に臨む側も、事前に準備したり、練習をしたりしている事が多いです。ただ、あらかじめ考えられたセリフを述べられても、採用担当者は良い気持ちはしません。もっと本人の素の反応や受け答えを見たいと思っているからです。このような考えから、あえて定番の質問を外すことがあります。

自己PR・志望動機を聞かれなかったとき

自己PRや志望動機を聞かれなかったけれど、どうしても自分の言葉でアピールしたい、と思ったときは、奥の手があります。面接官は、面接の最後に必ず「質問はありませんか」などと問いかけますので、その際に「一言よいですか」などと断りを入れて、自己PRや志望動機を話すという手段があります。どうしても自分をアピールしたい、熱意のある人だな、というインパクトを与えられます。
この場合はだらだら話すと「ただ自分の話をしたいだけの人だな」と思われますので、できるだけ簡潔に、短い言葉ですっきりとまとめて話してください。