元人事担当が教えます!面接で使える転職理由の例文まとめ

現在転職を考えている方にとって、面接の時に必ず聞かれる「転職理由」「退職理由」にどう答えればいいのかは悩みの一つですよね。 筆者は人材紹介会社に勤め、人事を担当していました。 何百人と面接を重ねていく中で、「受かる人が話す転職・退職理由」には、共通点があることに気が付きました。 今回は、転職面接で使える例文を紹介したいと思います。

転職面接で役に立つ!どの業種にも応用出来る転職理由の例文集

転職面接の時聞かれて困る質問の一つが、「転職理由」ですよね。
以下に、どの業種にも使える転職理由の例文を紹介しますので、是非参考にしてみてください。

「スキルアップしたいから転職したい。」

個人的に一番無難だと思う転職理由です。
どの年齢・どの業種からの転職理由にも使えます。

向上心のある人を悪く思う人はいません!

スキルアップ=自分の力を伸ばしたい
ということです。
「今のままでいいや。」と考える人より、「もっと高みを目指したい!」と考える人の方が、明らかに好印象ですよね?
では一体どのようにして話せばいいのでしょうか。

例文
社会人経験も長くなり、最初は時間がかかっていた作業も難なくこなせるようになりました。
業務が楽になった反面、このままぬるま湯に浸かっている状態でいいのかと考えるようになりました。
そんな中御社の求人を拝見し、さらなるスキルアップが出来ると思い転職を考えました。
御社で働くことで、今自分に出来る技術をさらに極め、常に向上心を持ち続けられると思っています。

「定年まで長く勤められる会社に転職したい。」

40歳を超えてからの転職理由にオススメです。
なぜ、今のタイミングで転職?といった疑問を解決することが出来ます。

御社は安定企業だ。と、暗に伝える事が出来ます。

定年まで長く勤められる=安定している
ということです。
無理な業務内容、労働環境・就業時間でない企業で働きたいのは誰しもが思うことですよね。
特に40歳は最後のターニングポイントと言っても過言ではない年齢です。
そんな中で転職を考えるということは、よっぽど魅力的な企業ということでしょう。

例文
前職はとてもやりがいのある仕事でしたが、家族との時間も思うように取れず、このままでいいのかと考えるようになりました。
会社の為だけに仕事をしている今の環境から、会社の為にも家族の為にも仕事をする環境に移りたく、年齢的にも最後のチャンスだと思い今回の転職を考えました。
今まで培ってきた社会人経験を活かしつつ、新人という謙虚な気持ちを忘れずに、定年まで責任を持って働きたいと思っています。

「興味のある業種に挑戦してみたい。」

異業種への転職理由が一番悩むのではないでしょうか?
挑戦という言葉に悪い印象を持つ人は少ないです。

異業種への転職の時の理由として一番無難です。

「なぜ、畑違いのうちの業界に?」
異業種からの転職は、必ずそう思われます。
「楽そう。」「休みが多い。」「給料が良い。」
という理由が本音なのはわかりますが、印象をよくする為にはキチンとした理由が必要です。

例文
前職で働いている中で、自分が本当にしたいことはなんだろうと考えるようになりました。
○○といった経験から、○○業界に興味を持ちました。
自分の○○な性格とも合っていると思います。
そんな中御社の求人を拝見し、畑違いの仕事ではありますが挑戦してみたいと思いました。

転職の多い業界とは?転職回数が多くてもカバーできる理由一覧

大手企業や公務員からの転職が少ないのはイメージがわくと思います。
反対に転職の多い業界、業種があるのはご存じですか?
以下に、転職の多い業界、業種を紹介し、面接で使える転職理由の例文を挙げていきます。

転職の多い業界とその理由

一番転職の多い業界は、やはり資格が活かせる業界です。
特に以下に挙げる業界の同業内での転職は、どこも人手不足で転職に有利だからかと思います。
資格を持っていれば転職が決まりやすいので、”嫌だな。”と感じたらすぐに動く人が多かったです。
他業への転職も意外と多かったです。
この場合は面接時に必ず、「なぜ資格があるのにうちに応募したの?」と聞かれます。
今回は、そう聞かれたときの転職理由にオススメなものを挙げていきます。

医療福祉系の業界から事務職への転職理由

医療福祉系は常に人手不足の業界です。
その為、労働環境が悪いところも多く、一つの職場に長く勤めている人は少なかったです。
同業を3、4か所転々とした後に、他業に転職するパターンが多い印象でした。
女性の多い業界なので、人気なのはやはり事務職でした。
事務職はただでさえ倍率が高いので、転職理由をしっかり練る必要があります。

例文
専門学校を卒業してから今まで、看護師として業務を遂行してきました。
人の役に立てる仕事は小さい頃からの憧れでもあり、とてもやりがいを感じていたのですが、長年働いていく中で”サポートをする”という点に一番やりがいを感じていることを知りました。
業務が滞らないように裏でサポートし、「気が利くね。ありがとう。」と言われることがとても嬉しかったです。
今回の異業種への転職は、「資格があるのにもったいない!」と思われることを覚悟してでの転職です。
家庭との両立と、裏方の仕事を考えたところ事務職が真っ先に思い浮かびました。
スムーズに業務が進むよう段取りを考えるのが得意です。簿記等の資格も勉強したいと思っています。
新しいことへの挑戦がしたく、今回応募させていただきました。

保育関連の業界から、製造業への転職理由

保育関連の業界も転職が多い事で有名です。
労働時間と給料が見合わない。モンスターペアレンツの対応がきつい。等の理由から、人と関わらない仕事への転職を希望される方が多かったです。

例文
子供と関わる仕事をしていく中で、工作や壁画の作成、衣装制作等を多数行って参りました。
子供たちと関わるのはもちろん楽しかったですが、こういった制作作業も楽しく感じ、いつしか”ものづくり”に興味を持つようになりました。
御社の”一つのものを丁寧に手間暇かけて作る”といった業務内容に興味を持ち、今回応募させていただきました。

美容関連の業界から、営業職への転職理由

美容関連の業界も非常に転職が多いです。
長年勤めてからというよりは、時間外労働や休日の研修等で、修業期間で退職する人が多かったです。

例文
専門学校卒業後、美容師として研修してきました。
お客様と話すことはとても楽しく、勧めたシャンプー等を買っていただけるととても嬉しかったです。
アシスタントの中では一番美容用品の売り上げが高かった実績があります。
しかし、あくまで”アシスタント”ですので、売り上げがつくのは”スタイリスト”になってしまいます。
今回御社を志望したのは、自分の営業力を試してみたかったからです。
コミュニケーション能力には自信があります。
入社させていただいた際は、トップ営業マンを目指したいと思っています。

転職の多い業種とその理由

転職の多い業種は、飲食業、営業職、システムエンジニア、広告代理店等の”ブラック企業”と呼ばれることが多い業種です。
給料が安い、労働環境が過酷、締め切り前は家に帰れない等…
これらの業種からの転職希望者は、定時で帰れる・残業代が支払われる・休みがきちんとある等の、常識的な条件を希望されることが多かったです。
あまり業種にはこだわっていない様子でした。
ですので、条件を満たすどの業種への転職にも通用する例文を紹介したいと思います。

”ブラック企業”から、”ホワイト企業”への転職理由

日本にはブラック企業が多く存在します。
労働時間が長い→残業代がついて毎月給料が高い
ならば、頑張れるとは思うのですが、現実は”みなし残業”や”サービス残業”が多数です。
決まった給料での長時間労働。時給換算すると目を疑いたくなるような金額。
転職を考えるのも無理はありませんね。

例文
御社を志望したのは、家族との時間を大切にしたいと思ったからです。
前職もとてもやりがいを感じていたのですが、妻や子供の寝顔しか見られない毎日を過ごしていました。
このままでは顔を忘れられてしまう!と危機感を覚え、今回の転職を考えました。
一家の大黒柱としてしっかり働きたいと思っているので、繁忙期の残業は可能です。
前職で慣れているので、忍耐力やスタミナはある方だと思います。
最後の転職と覚悟を決め、定年まで長く勤めたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

本当のことを言う?それとも嘘をつく?前職の退職理由の話し方

転職面接で聞かれて一番困るのが、前職の退職理由ですよね。
綺麗に辞めているならまだしも、トラブル等で辞めていたとすれば、どう説明すればいいのでしょうか。
以下に、退職理由の話し方の例文を紹介します。

退職理由は本当のことを言った方がいい?嘘をつくとばれる?

退職理由はトラブルを起こして辞めたわけでなければ、基本的に本当のことを言っても大丈夫です。
しかし、ネガティブな発言は避けた方がいいですね!
あくまで前向きな理由付けをお願いします。

嘘をついた方がいい場合とは?

リストラ、精神的な病気、人間関係のトラブル。
この三点は、少し退職理由を変えて話す必要があります。
以下の三例に従って話せば問題ないでしょう。

「会社の業績が悪化した為。」

リストラの場合は、この理由づけが無難でしょう。
倒産しそうな会社に残る社員は少ないので、転職面接の際は思い切って会社のせいにしてしまいましょう!

例文
とてもお世話になった会社でしたが業績が悪化したと聞き、家族の為にも退職を決意しました。
これを機に定年まで長く働ける職場を探そうと思いました。

「結婚(引っ越し)を機に転職を視野に入れた。」

労働時間が長い、給料が安い業種からの退職理由は、これがオススメです。
例文
家庭との両立を考えたときに、子供が出来る前になんとかしなくてはと考え退職を視野に入れました。

「前職で働くうちに、本当にやりたいことが何かわかった為。」

精神的な病気や人間関係のトラブルの場合は、この理由が無難です。

例文
前職の○○の業務に携わる中で、自分が本当にやりたい仕事を見つけ退職を決めました。
御社では前職で少し携わってきた、○○の経験を活かしたいです。

派遣や契約社員から正社員になるには、どのような理由がベスト?

今までずっと非正規だったけど、大丈夫だろうか…と心配してはいませんか?
正社員になりたいのは、誰しもが思うことです。
以下に、採用担当者に与える印象や、実際正社員になれるのかについて書いていきます。

派遣社員や契約社員に対する面接官の印象は?

20代で非正規キャリアしかない場合と、40代で非正規経験しかない場合では大きく印象が違います。
前者はあまり影響はありません。
就職氷河期、親の介護等理由はなんとでもなります。

後者は資格を持っていないと正社員での雇用は難しいです。
非正規で経験を積み、資格を取り、それを活かしたい。
この三拍子が面接で言えたらベストです。
そうでないと
「なぜ今まで正社員を目指そうとしなかったの?」
の壁に引っかかってしまいます。
「資格を取る為に勉強してきた。」
と言えればスムーズではないですか?

長年無職またはアルバイトしかしていなくて、正社員になるのって難しい?

これも年齢によって印象は異なります。
無職、アルバイトをしていた期間の理由をきちんと説明出来るかが大切です。
「仕事が決まらなかった。」「アルバイトしか受からなかった。」
等の後ろ向きな理由は辞めましょう。
前向きな理由なら、「バンドでプロを目指していた!」等でも問題ありません。
この年齢までは夢を追いかけた→ダメだったから正社員になろうと思った。
正社員になりたい理由としてはちゃんとしています。