【履歴書】会ってみたくなる!自己アピールの書き方

履歴書は社員であろうとアルバイトであろうと就職活動において不可欠の書類です。履歴書は採用担。当者が初めてあなたについて知ることになるキーアイテムであるため、クオリティ次第で面接に進めるかも決まってきます。ここではそんな重要な役割を持つ履歴書の書き方、アピールポイントの探し方についてご説明していきます。

履歴書の自己PRの書き方

履歴書とはあなた自身を知って興味を持ってもらうためのプレゼン資料です。
履歴書はまず読んでもらうこと、次に会ってみたいと思わせることが大切です。
どんなに優れた経験があったとしても読んでもらえなければ台無しです。また、採用担当者がどんなことを知りたいかを想像しながらポイントを踏まえて書くことで書類選考の通過率を高め、面接の話の種にしていくことができます。履歴書について正しく理解し、あなたをアピールする武器の一つとしていきましょう。

■履歴書の自己PRを作成するステップ
1.強み
2.強みが形成されたエピソード
3.強みを発揮したエピソード
4.強みを発揮するための方法論
5.強みを仕事でどう生かせるか

アピールする強みを考える際には、求人要件や企業のサイトや口コミサイトなどから情報を集め企業の求めているものを明確にします。それと自分が持つものを紐づけて、自分がいかに貢献できるかを示します。その際には、経験や実績を伴った主張と見やすい構成で表現することが大切です。

■文章構成は結論→根拠の説明→今後の希望にすべし

最初に結論を述べ、後にその理由を説明する流れにしましょう。採用担当者は1日に多くの履歴書を見るため、印象に残るよう伝えたいことを簡潔にまとめましょう。

自己PR例文

結論:私は人を観察し、行動をすることが得意です。
理由:学生時代のホテルでのアルバイト経験でお客様のちょっとした所作から要望をくみ取り、声をかけられる前にアクションをするようにしていたからです。お客様からも「言わなくてもして欲しいことをわかってくれて助かる」とお褒めの言葉をいただくことも多くありました。
今後の希望:入社後も持前の観察力を活かし、お客様の役に立ち、会社に貢献していきたいと思います。

■自分の表現が一般的な言い回しかを振り返るべし

自分が使っている言葉が世間一般的な共通言語として間違っていないかを見直しましょう。無意識に業界用語や独特の言い回しを履歴書に多用すると、その言葉や言い回しに馴染のない人事担当者にはあなたのことが伝わらず残念な結果を導くこともあります。読み手が自分のことを全く知らない赤の他人であるということを踏まえ、かみ砕いて説明をするよう意識しましょう。

■正しいビジネス単語を使うべし

日本語は尊敬語、謙譲語、丁寧語と敬語の種類も多く、単語の使い分けに注意が必要なものも多くあります。なんとなくではなく、その単語に適した状況で使いこなせるよう頻出するビジネス単語はチェックしておきましょう。

■書きたい内容によって文体や形式を使い分けるべし

自己PR欄や希望欄において、箇条書きと文章書きそれぞれにメリットがあります。以下にそれぞれのメリット・デメリットを提示しますので、箇条書きか文章かを選択する参考にしてください。

箇条書き

メリット
・少ない文字数で強みをたくさんアピールできる
・強みを裏付けるエピソードがなかなか浮かばない場合には有効
・ESや職務経歴書と違ったアピールをしたい人にはお勧め

デメリット
・自己PRの根拠となるエピソードが少ないと本当にその能力があるかを信用してもらえない可能性もある
・多くのことがアピールされていると最終的どんな人か印象に残りづらい

文章

メリット
・エピソードを交えてアピールができるので採用担当者に自己PRの根拠を伝えられる
・自分の文章レベルを知ってもらえる

デメリット
・たくさんの長所をアピールを盛り込むことは文章構成上難しい
・簡潔に文章を書くことが苦手な人には難所

→基本の書き方は、最初の文章で「自分は〇〇が得意です。」と伝え、2行目以降はそのことを裏付けるエピソード(どう困難を乗り越えたか)を書き、最後に改めて自分の能力が入社しても役立てるという言葉で結ぶ書き方がスタンダードです。

コミュニケーション能力など、スキルをアピールをするなら具体性をもたせよ

履歴書にはスキル・資格欄というあなたの能力をアピールする場があります。この項目を使ってうまくあなたの魅力を採用担当者に売り込みましましょう。

履歴書はスキルや経験以外のあなた自身の強みについても最大限アピールをすることができます。先ほどから述べているように、採用担当者はあなたの人となりに興味があるため、あなたがどのような強みを持つかを自己PRすることが大切です。特に学生のうちは即戦力になるようなスキルを持っていないことが前提であるため、人柄や志向性が重視されます。しかし、強みを説明することは想像以上に難しいと感じる人が多いのです。
例えば、「コミュニケーション能力があります」とだけ言った場合、具体的にどのようなことに優れているかイメージはつきますか?なんとなく、人とのやり取りが得意な人という印象はあるかもしれませんが、人に伝えることが上手な人なのか、相手の要望を聞き出すことが得意な人なのかはわかりません。「どんな場面でどのようなことができるか」まで採用担当者に理解してもらえなければ強みは伝わりません。その点を踏まえて自己PRに盛り込みましょう。

アピール例

コミュニケーション能力

私は相手の話を聞き出すことが得意です。産業カウンセラーの勉強をしていた際の知識を活かし、仕事でも相手が話しやすいよう相槌や伝え返し等を工夫をしています。そのため、お客様の要望をしっかりと聞き出し理解することができ、プロジェクトを成功させることができました。

責任感

私は一度取り組んだ事を投げ出さず最後までやり遂げる自信があります。以前新規支店の立ち上げを任されたのですが、当初は何の知識もなく、壁にぶつかってばかりでしたが、一つ一つの課題にじっくり向き合い知識や経験を身に付けていき、半年で売上を達成することができました。責任ある仕事はプレッシャーも強いのですが、その分やりがいも大きいと感じています。今後も責任感を持って仕事に取り組んでいきます。

協調性

私は相手が何を考えているかをくみ取ることが得意です。そのため、企業研究の授業のグループ課題の際にもディスカッションで話しやすいよう自分から意見を言わないメンバーに話を振ったり、メンバー間の意見を調整し、ベストな結果になるよう最善を尽くしました。その結果企業に応募した私たちの企画が通り、多くのことを勉強するチャンスを得られました。仕事は相手がいてこそ成り立つため、相手のことを考えつつ仕事をしていきたいと考えています。

真面目

私は困難なことがあっても逃げ出さず挑んでいく人間です。大学受験で〇〇大学で△△の勉強をしたかったため、合格のために自ら塾に通い、授業で習ったこと以外の知識にも触れられるようスケジュールを組み勉学に励みました。「周囲からはレベルが高いからあきらめた方がいい」と言われることも多かったのですが、目標を変えず最後まで進み続けた結果見事希望の大学の学部に合格することができました。あきらめずに挑み続ける地道さが私の長所だと考えています。

負けず嫌い

私は困難にも負けず立ち向かっていくことのできる人間です。苦手意識のある営業部に配属になりましたが、せっかく学べるチャンスを無駄にしないよう、自分が苦手意識のある自分からテレアポの技術を磨きました。ロールプレイングに相手が話を聞きたくなるトークはどのようなものかなど自分なりに研究し、その結果今では苦手意識を持つことなくテレアポができるようになり、アポ獲得率も部内一となりました。苦手なことは自分が成長するチャンスであると捉えこれからも前向きに努力をしていきたいと考えています。

体力に自信がある

私はここぞという時にも全力を出し切れることができます。学生時代にラグビーで鍛えていたため、早朝から深夜まで練習をし続ける体力と集中力があるため、新卒入社をした会社でも疲れている状態でもミスすることなく仕事をすることができました。大切なプロジェクトや繁忙期にもパフォーマンスを落とさず、仕事に集中できることが私の強みであると考えています。

■英語は会話と読み書きとでレベルを分けて書くべし

具体的な語学レベルを伝えましょう。日本人が読み書きができても会話が苦手な方も多いため、読み書きと会話と分けて英語でできるコミュニケーションのレベルを書くことで実際の能力が伝わりやすくなります。また、ビジネス上での英語使用経験があればよりアピールになるため、盛り込みましょう。勉強中であればその旨も書きましょう。

文章例

・読み書きのレベル
洋書を読む際に辞書で調べながらであれば簡単な文章は読解できる
友人とフランクな表現だが自分の伝えたいことを英語で作成できる
海外の取引先の担当者に失礼のない表現で英文メールが作成できる
英文の契約書の翻訳ができる

・会話レベル
海外旅行ではジェスチャーを交え、単語を用いて話せる
留学経験があるので構文や言い回しを理解し、会話ができる
海外での勤務経験があるため複雑な交渉なども英会話で対応できる
ネイティブの役員の秘書をしていたため、発音含め問題なく会話ができる

■PCスキルは何の機能でどのような成果物が作れるかが肝

ポイントは「どのような状況で、どういったことができるか」を伝えることです。PCスキルを重視した求人の場合は入社後にどのような仕事を頼めるかがイメージできる位詳細に書くことでスキルが伝わり採用担当者の目に止まりやすくなります。また、調べながらであればできるのか、何も参考にせずできるのか、人に教えられるレベルなのか、トラブルシューティングができるか等のレベルも提示できるとスキルアピールになるでしょう。英語のアピール方法と同様ビジネス上での経験があるかどうかもポイントです。

文章例

・Word
文章を書くことができる
表や画像を挿入したマニュアル作成ができる
差し込み印刷や目次機能などを駆使した公的文書の作成ができる

・Excel
簡単な四則演算を用いた営業管理シートへの入力ができる
IFやVLOOKUPといった関数を使ったデータ管理ができる
VBAやマクロを用いた売上管理データベースを構築できる

・Access
経費データ抽出や入力ができる
状況に合ったフォームやクエリが作成できる
マクロで給与データ管理システム構築ができる

・Powerpoint
図形や画像を用いてマニュアル作成ができる
お客様に提出する商品資料をデザイン、作成できる
プレゼンで使用する資料をイラストを用いアニメーションを付け作成できる

■資格取得をアピールするなら2級以上

取得資格の正式名称と取得年月日を書きましょう。また、取得している資格のレベルによってはあまりアピールにならないこともあるため、多数資格がある場合にはいくつかに絞って書くようにしましょう。転職活動ならば2級からアピールできます。学生ならば準2級から書くとよいでしょう、また、勉強中であればその旨も書きましょう。

正式名称

  • 普通自動車免許:普通自動車第一種運転免許
  • 漢字検定:日本漢字能力検定
  • 英語検定:実用英語技能検定
  • 簿記:日本商工会議所簿記検定
  • MOS:Microsoft Office Specialist
  • 秘書検:秘書技能検定
  • 宅建:宅地建物取引責任者

取得日

受験をした時ではなく、合格証の日付が取得日になります。合格証がない場合は協会に問い合わせれば再発行手続きをしたり、調べてもうらこともできます。

経験・経歴は結果ではなく過程にフォーカス

履歴書には学歴、職歴を書くための項目があるので、そこに正式名称で記載します。最初に学歴、次に職歴という順番で年次の古い順番に書くのがスタンダードです。あえてアピールしたい経験が直近の経歴であった場合などは新しい経歴から書くケースもあります。
   

職歴は雇用形態や仕事内容も書く

学歴の後に1行空欄をあけ、中心に「職歴」と記載し、次の行から企業名を書き始めましょう。(株)など省略せず、株式会社と正式名称で書くようにしましょう。また、雇用形態(正社員、契約社員、派遣等)も明記し、職歴欄に余裕があれば所属部署や職種名を記載しましょう。
(例)株式会社〇〇(正社員)に入社。営業第一グループで営業職に従事。

派遣社員の場合は派遣元の社名を書き、余白があるようならば派遣先名も書きましょう。
(例)株式会社〇〇から株式会社△△へ派遣社員として□□業務にて就業

課外活動(部活動、留学経験、ボランティア等)はPRポイントの宝庫

学生は趣味、特技、自己PRいずれかでアピールすることができます。社会人は自己PRは前職での経験を交えて書くことが望ましいので、趣味か特技の項目が妥当でしょう。いずれかといったのはどの項目でも同じエピソードが書かれていると代わり映えしないと採用担当者が感じることもあるからです。良い言い方をすれば一貫性のある経験といえますが、何が採用担当者の心に響くかはわからないため、話のフックは多数あった方がよいでしょう。

よくサークルの代表であったことや優勝や入選といった実績を書いている人が多いのですが、採用担当者が知りたいのはあなたの人となりや強みです。そのことがわかるよう、実績よりも自分の持つ役割の中でやり遂げたこと、頑張ったこと、困難を乗り越えた経験を中心に書きましょう。

悪い例
・留学経験があり英会話も難なくこなせます。TOEICも900取得しています。
・テニス部で部長をしていて、大会で良い成績を残せました。

良い例
・留学当初は英語で会話もできませんでしたが、色々な人の考えや文化について知りたかったため自分から英語で話しかけ、勉強を続けた結果様々な国の人と気軽に話せるようになりました。この経験から努力を続けることで目標を達成できる喜びを知りました。今後もこの経験を活かし、精進していきたいと思います。
・テニス部で部長となり、大会での優勝を目指しメンバーのトレーニングを計画し、練習に励みました。チーム一丸となり大会で力を出し切り、優勝は逃したものの今までで一番良い成績を残せました。チームプレイを大切に入社後の仕事に取り組んでいきます。

スポーツなど、趣味・特技はあなたの感性を伝える項目

趣味・特技はあなたについてのイメージやあなたの感性を伝えるものです。
どのような趣味や特技を履歴書に書くか、この点迷う人も多いと思います。認知度の高い趣味や特技であればそれ自体の説明はいりませんが、少しディープな趣味だとその趣味や特技の説明で長文が必要になり逆にあなたについて伝わりづらくなります。趣味や特技はあくまでもあなたの人となりやどんなことに興味があるかを知るきっかけであるため、あなたが面接に進んでも話しやすいものや本当に入れ込んでいたり思い入れがある趣味を書いておくと後々困らないでしょう。
また、趣味や特技についての説明はただ、「サッカー」「手相占い」という単語だけを書くのではなく「サッカー:小学校から習い始め~」とあなたの志向性や面白みを伝えられるよう文章を考えましょう。

趣味・特技欄の記載例

英語:アメリカに12歳の時まで住んでおり、日本に引越してからも発音や文法、ニュアンス等の勉強を続けています。TOEICスコアも900点を取得済みです。将来語学を活かし様々な国の人と交流を持てる仕事に就きたいと考えています。

旅行:日本以外の国についても知った上で改めて自分の言葉で母国日本について語れるようなりたい思いがあり、今までアジア、アメリカ、ヨーロッパの8ヶ国にバックパッカーとして旅行をし現地の人の生活に触れてきました。社会に出たら日本の良いところを伸ばし、課題に真摯に向き合いよりよい社会にしていきたいと考えています。

ゴルフ:父の趣味だったため、小さいころからゴルフの練習場に行く機会が多く、社会人になった今は私の趣味になっています。集中してボールやコースに向き合うとリフレッシュできるので気分転換のための手段にもなっています。

新卒、中途、アルバイト、パートといった応募者属性別の履歴書アピールポイント

履歴書は書く人の属性によって採用担当者にアピールすべきポイントに少し違いがあります。それぞれの応募者の立場から見た必要とされるアピールポイントをご説明していきます。

新卒

まだ社会人経験のない学生は応募企業への興味や意欲が選考の重要なポイントになります。なぜなら、採用担当者側からすると新卒採用は経験で測ることが難しいため、応募者のポテンシャルを見極めて採用を決めています。そのため、なぜその会社の業界・業種に興味を持ったのかといったきっかけやエピソードを履歴書の中で積極的にアピールしましょう。同じ業界でも会社によってそれぞれ特徴があるので、強みや独自性ををしっかりと調べた上でアピールポイントを工夫する努力も必要です。
また、経験がないからこそ将来どういった人間になりたいかや目標を掲げ、自分の中で働く覚悟を作っておきましょう。履歴書の自己PR等が書くことが苦手な人は働くビジョンを明確に持っていない人も多いため、キャリアイメージを持つことでその熱意によって文章を書くことができます。拙さがあったとしてもまずは自分の中の働くイメージを大切に言葉をアウトプットしていきましょう。

中途

自己PRの根拠となる経験を書く時は可能な限り直近の仕事でのエピソードを書くことをお勧めします。なぜなら、できるだけ最新のあなたの志向性を知りたいからです。学生時代のエピソードでは、今時点のあなたを知る手がかりにはなりづらいため、また、年齢や経験を重ねたりライフイベントによっては考え方も変わるため、応募時に近しい会社の経験を元にアピールポイントを書きましょう

営業職、販売職、事務職など、業界・職種によって違う応募先の会社が知りたいこと=履歴書に書くべきポイント

応募先の業界や職種によってはアピールすべき点に違いがあります。あまり一般消費者に馴染みのない商品を扱っている会社ならばなぜ自社に興味を持ったかが気になりますし、ニッチな業界であればビジネスの仕組みや商流、専門職であればやりがいや大変さを理解しているかという点等が挙げられます。アピールポイント=採用担当者が知りたいことでもあるため、この点を押さえて志望理由や自己PRに盛り込みましょう。

職種別のアピールポイント

営業職

目標や成果の達成率、表彰経験等
どのような困難や工夫を経て、成果を残せたのか
自分の仕事のやり方

接客/販売職

お客様からの評価
(目標がある場合)成果はどうだったのか
どのような困難や工夫を経て、成果を残せたのか

事務職の場合

周囲からの評価
どのように業務を改善し、会社に貢献できたのか

医療事務、看護師、介護

どのような困難があって乗り越えたか
この仕事でやりがいに感じること
ストレス耐性が強いか