女性薬剤師の職場ポイント

介護支援専門員の仕事!業務内容や年収、必要な資格について

介護を必要とする人と介護を提供する人、介護が受けられる施設をつなぐ『介護支援専門員』。具体的にはどのような業務を行う仕事なのでしょうか。また必要な資格や薬剤師が介護支援専門員になる意義、年収ややりがいについても説明してまいります。

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1,介護支援専門員とは

介護支援専門員とは、一般的にはケアマネージャー(省略してケアマネと呼ぶこともあります)と呼ばれる資格です。介護を利用する方から相談を受け、介護計画を立て、介護士やその他の福祉分野の資格者や福祉関係の施設と連携をとる援助を行います。

介護サービスを受けるまでの流れと介護支援専門員

2000年から始まった『介護保険制度』を利用するためには、『要介護認定』を受けることが条件となります。患者が居住する市区町村の窓口に要介護認定の申請を行うと、地域の職員や介護支援専門員が患者の自宅を訪問し、担当医師がいる場合は意見を聴きながら介護が必要かどうかの調査を実施します。

調査の結果をもとに保健・医療・福祉の分野の専門員(5人くらいになることが多いです)が審査会を開き、介護が必要かどうか、どの程度の介護が必要かを決定します。

介護が必要だと判断された対象者には、介護支援専門員によって介護サービスの計画書が作成されます。保険適用内ですので、利用者の経済的負担は1割~2割となります。

2,介護支援専門員の資格

介護支援専門員は、原則として『居宅介護支援事業所』、『介護予防支援事業所』、『介護保険施設』などの介護事業を行う認定業者に所属していなくてはなりません。介護支援専門員として登録・認定されるためには、各都道府県で実施される『介護支援専門員実務研修受講試験』に合格し、『介護支援専門員実務研修』を受講し、レポートを作成・提出する必要があります。

介護支援専門員実務研修受講試験の受験資格

介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士・医師・歯科医師・歯科衛生士・看護師・准看護師・薬剤師・保健師・助産師・理学療法士・言語聴覚士・作業療法士・はり師・きゅう師・柔道整復師・義肢装具師などの法定資格保有者は5年以上の実務経験があれば、介護支援専門員実務研修受講試験を受験することができます。

社会福祉主事任用資格・ホームヘルパー2級課程修了のいずれかの者も5年以上の実務経験があれば、介護支援専門員実務研修受講試験を受験することができます。いずれの資格もない場合は、指定された福祉施設や介護事業施設で相談援助業務に携わっている場合は5年以上の実務経験、介護等の業務に携わっている場合は10年以上の実務経験があることが受験の条件になります。

2015年2月に受験資格が改正されるまでは、法定資格保有者でない場合、介護業務に携わる方も相談援助業務に携わる方も等しく10年以上の実務経験が求められていました。ですが、受験資格改正により相談援助業務が重視されるようになり、要求される実務経験年数も5年間に短縮されました(介護業務に携わった経験しかない法定資格非保有者は、改正前と同じく10年以上の実務経験が必要)。

介護支援専門員実務研修受講試験に合格すると

介護支援専門員実務研修受講試験に合格すると、指定施設において32時間以上の実務研修を行います。所定の様式でレポートを提出し、介護支援相談員(ケアマネージャー)として福祉施設や介護支援事業所に所属して働きます。

3,薬剤師が介護支援専門員として働く意義

介護を必要とする人たちは、在宅医療も必要としていることが多いです。そのため、厚生労働省が資格取得の際に重視するように相談援助のスキルに優れている人が介護支援専門員として働くことも重要ですが、治療や薬物療法に通じている人も看護支援専門員として求められる人材と言えるのです。

薬剤師の国家資格を持つケアマネージャーが、介護サービスと在宅医療の併用についてアドバイスを行ったり、在宅薬物療法における服薬指導も行ったりするならば、介護支援対象者はより大きな安心感を持って介護支援を受けることができるでしょう。

4,介護支援相談員の年収とやりがい

ほとんどの方が看護師や薬剤師としての業務を行いながら、ケアプランの作成などを行いますので、純粋にケアマネージャーだけの業務を行う人の年収がいくら程度なのかは不明ですが、ケアマネージャー業務に携わる人全体を調査すると、平均的な年収は350万円~400万円となっています。

介護支援相談員が所属する事務所や施設によっても異なりますが、報酬がケアプランの作成ごとに決まっていたり、時間外勤務や夜勤を行うと手当が出たりしますので、年収にもかなりの個人差があると考えられます。

介護支援を必要とする人の担当になると、長期にわたって家族単位で関わっていくこととなります。そのため、自分が立てた計画の問題点や改善点、評価すべき点を何度も見直し、よりよいケアプランを作成して行くことができますので、目標を据えやすく達成感も得やすいと言えるでしょう。家族の問題にも直面することが多い職業ですが、その分、感謝されることや頼られることも多く、やりがいにつながります。

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