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ハイリスク薬とは?定義や服薬指導、取扱の際の注意点について

特別な安全管理を必要とする『ハイリスク薬』。具体的にはどのように定義される医薬品なのでしょうか。また服薬指導の際に注意すべきことや取り扱いにおいてチェックすべきこと、薬歴の書き方や点数の算定についても説明してまいります。

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1,ハイリスク薬とは

特に安全管理を要する薬剤を『ハイリスク薬』と呼びます。投与量等に注意が必要な薬剤、休薬期間が必要な薬剤、服用期間の管理が求められる薬剤、併用禁忌や相互作用がある薬剤、特定の疾患や妊娠中の方への使用が禁じられている薬剤、副作用を回避するために定期的に患者を検査する必要がある薬剤、心停止などの注意が必要な薬剤、呼吸抑制などの注意が必要な注射剤、投与量が単位で記されている注射剤、漏出すると皮膚障害を引き起こす注射剤は、すべてハイリスク薬です。

具体的には、抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、不整脈用剤、抗てんかん剤、血液凝固阻止剤(チクロピジン塩酸塩、クロピドグレル塩酸塩、シロスタゾール、ワルファリンカリウムなどの内服薬)、ジギタリス製剤、テオフィリン製剤、カリウム製剤(注射剤のみ)、糖尿病用剤、膵臓ホルモン剤、抗HIV剤がハイリスク薬として認定されています。

また、これらの薬剤以外でも、病院などの医療機関によっては、治療有効域が狭い医薬品や投与方法・投与量の管理が難しい医薬品、患者による効果の差が激しい薬剤、適性使用が強く求められる薬品、医療事故につながる可能性が高い医薬品も、ハイリスク薬としての管理指導の対象にしています。
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2,ハイリスク薬の服薬指導

ハイリスク薬の服薬指導を行うときには、医薬品に関する基礎知識や副作用・効果に関する情報をただ単に伝えるのではなく、指導内容を文書化したり、患者指導の際に重要な点を復唱させたりすることが必要となります。

文書による情報提供が必要となるのは主に次の情報です。

  • 薬剤にはどのような効果があるか。また、効果が服用後どのくらいしてから現れてくるか。
  • どのような副作用が起こり得るか。副作用が見られるタイミングや自覚症状について。
  • いつ、どのように、いつまでに服用するか。最大服用量や食事のタイミングとの関係、服用を続けることでどのような意義があるのか。
  • 保管の際に気を付けることや理想的な保管方法。また、飲み忘れなどによる残薬が出てしまったときの薬剤の扱い方。自己診断で服用することでどのような危険性があるのか。
  • 次の診察の時期。どのような状況が起こった場合は、予定よりも早く再診する必要があるのかなど。

記録管理システムにも注意が必要です。電子媒体でハイリスク薬の記録を管理するときは、定期的にバックアップを取ったり、システム自体の見直しを行ったりすることなどが求められます。また、ハイリスク薬の処方が行われるときは、過誤防止のために各種警報システムを作動させることなども、安全使用の目的のためには必要となるでしょう。

3,ハイリスク薬の薬歴の書き方

ハイリスク薬を調剤したときは、薬歴にもハイリスク薬であることを明記し、商品名や治療のポイント、副作用や使用範囲などについて、服薬指導を行った内容について全て記録しておかなくてはなりません。

使用状況や残薬状況なども患者からしっかりと聞き取り、麻薬・劇薬が不適切に使える状況にあるのかどうか、薬歴に記録することも必要です。使用方法を少しでも誤ると健康被害や命に関わってしまうのがハイリスク薬の特徴ですので、コンプライアンス上の問題点や薬物療法を遂行していく上で改善が必要とされる点についても、薬剤師は自己判断で記入することが求められています。

4,ハイリスク薬管理指導加算の算定方法

特定薬剤(ハイリスク薬)管理指導加算は、厚生労働大臣が定めた特別な安全管理を要する薬剤『ハイリスク薬』を調剤し、患者の治療と服用状況を把握し、患者や家族に対して適切な薬学的指導を行った場合に請求できる調剤報酬点数です。

抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、不整脈用剤、抗てんかん剤、血液凝固阻止剤、ジギタリス製剤、テオフィリン製剤、カリウム製剤(注射剤のみ)、糖尿病用剤、膵臓ホルモン剤、抗HIV剤のいずれかのハイリスク薬が処方された場合、処方1回に付き4点を加算することができます。

これらのハイリスク薬が複数処方された場合も、処方ごとの加算となりますので4点のみを加算請求します。行った指導内容の要点は、必ず薬歴に記録しておきましょう。

5,まとめ

ハイリスク薬には危険がつきものですが、長期間投与されているとつい扱い方がおろそかになる恐れがあります。投薬の度に患者や家族の注意を喚起し、適切に扱うように、また、自己判断で廃棄したり服用したりしないように指導することが薬剤師には求められます。

普段からハイリスク薬の最新情報や研究データを積極的に入手し、患者や家族に最適な情報を提供するだけでなく、患者や家族からの疑問にも答えられるように準備しておきましょう。

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