20代医師の平均年収はいくら?

20代医師の平均年収はいくら?

20代医師の平均年収はいくら?

20代の若き医師というと、高級車に乗り、オシャレな住宅に住んでいるイメージが世間にはあるかもしれません。
では、実際はどうなのでしょうか?医師になるためには、18歳の医大入学から6年間を医学の勉強に費やし、それから、国家試験を受験、晴れて合格して医師免許を取得します。つまり、最短で24歳で医師になれるということです。
しかし、その後の2年間は、臨床研修医制度による研修期間が義務付けられていますので、本格的に医師としてのキャリアをスタートするのは、26歳からということになります。
この最短26歳の医師としてのスタート時の判断で、その先のキャリアが変わってきます。
その際の選択肢は、大きく分けて2種類です。大学病院や街の病院などにて実際に診察・治療を行う「臨床医」と、大学病院などの医療機関において医学研究を行う「研究医」があります。
さて、20代の医師の年収ですが、研修医時代の収入は、派遣先により差は若干あるものの、それほど多くなく、平均年収は概ね300~400万円と言われています。2004年の改正により、かつての年収に比べればかなり良くなりましたが、医師としての収入としては低い金額と感じる方も多いのではないでしょうか。
かつては、寝当直などの副収入源もありましたが、現在では、初期研修医にはそのアルバイトもできませんので、現状としては厳しい状況と言えるでしょう。
実際、収入に大きな差が出てくるのは、研修後の勤務先が決まってからです。例えば、大学病院の医局勤務になった場合、20代後半から30代前半までは、概ね300万~600万円程です。
その後、講師になると700万円、助教授で800万円台、教授で1,000万円という流れが主流です。一方、市中病院への勤務医となった場合でしたら、600~800万円が平均スタート年収で、5年~10年後となり、漸く1000万円台になっているようです。
もちろん、これらの数字はあくまでも平均であり、職務体系や勤務地により異なってきます。

20代の平均年収は低くてもキャリアアップのためには仕方がない?

後期研修医という呼び名は、実は正式名称ではありません。医療業界で通例として使われている用語です。研修医制度で定められている2年間の臨床研修期間を終えた3~5年目の医師の事を意味します。
後期研修医になれば、専門診療科を選択する事も可能になり、医師としての収入も変化してきます。最短で医師となった場合で考えた場合、5年が経過した時点で29歳です。
つまり、20代の医師としての年収は、前期研修医と後期研修医の年収が目安になります。では、後期研修医になれば、年収が跳ね上がるのかといえば、そうでもありません。
3年から5年目の後期研修医であっても年収は600~800万円が平均のようです。
しかし、先ほども申し上げたように、大学病院の医局勤務を選んだ場合、その平均年収は300万~600万円で、他の就職先よりも安い賃金設定になっています。
それでも、大学病院の医局に勤務したいと考える若い医師達が多い理由は、豊富な臨床例や最新の研究、医療設備の充実、そして症例数の多さという点です。
やはり人の命を取り扱う職業として、さまざまな症例を学び、医師としての見識を深められるため、学会発表の機会にも恵まれます。市中病院などの勤務医になってしまうと、なかなかその時間を作ることは出来ないでしょう。
これらのメリットを踏まえると、医師としての20代の年収はそれほど高収入とは言えないかもしれませんが、キャリアアップのためには致し方ないことかもしれません。

今よりもっと年収額を上げる方法

臨床医として、または、医学研究を選ぶ研究医として、医師としてのキャリアを積む事を決めても、研修医の勤務条件はハードで安月給です。
しかし、医師不足に悩んでいる過疎地などであれば、求人情報も豊富にあり、また、エージェントも求人案件を多く抱えているケースも多く、後期研修医でも、1000万円を超える医師の求人があります。また、寝当直のようないわゆるアルバイトも可能になりますので、年収は医師としての仕事のスタイルをどうしたいのかによって、年収も大きく差が出ます。上手に副収入を確保できるように、情報ツールや転職情報サイトなどから発信される情報をこまめにチェックし、ご自身の勤務体系に差し支えない程度にいわゆるアルバイトを探してみるのもいいかも知れません。