うつ病で悩む医師の転職

うつ病で悩む医師の転職

毎年多くの若者が、大学で努力と勉強を重ねて医師免許を取得し、大学病院での研修医時代を終え、希望と期待に胸を膨らませてそれぞれが進む医療の世界に入っていきます。ですが、職場での人間関係や責任の重さなどに耐えかね、「うつ」になる医者は非常に増えているのです。
医者を取り巻くストレスやうつ病の現状とうつ病を克服するためにできること、転職を考える前に行えることなどをご説明いたします。

鬱病で転職する人は多い

職場ストレス、職場うつが社会的な問題となってきています。2015年度からは職場のストレスチェックが義務化され、産業医のメンタルケアだけでは補いきれないストレスに対して、企業や団体の責任も追及されるようになりました。
制度は整っても、職場環境によるうつはすぐには減少しません。医師不足の病院における勤務医の過重労働や、常に神経を張り詰めていることから仕事を終え家に帰っても疲労感が取れない状態、医療過誤やミスがないように投薬・診断に過敏になることなど、医師の仕事内容にはストレスをためやすい原因・理由がたくさん潜んでいるのです。
精神科でうつ症状と診断されて、休職する医師や退職する先生方も年々増加しています。悩みをつのらせて病気が悪化し、自殺してしまう人も増えているのです。

鬱病を改善した例

精神的な病は、数値で表記されませんので、改善が見えにくいと言えます。ですが、決して不治の病ではありません。鬱病を改善した例を見てみましょう。

初心を思い起こすことでうつを克服したT氏

研修医期間を終え、産科に配属されたT氏。患者を治療したいことが医師を志す理由となった、希望に燃えるドクターです。患者に寄り添った治療と親身に話を聞く姿勢で、患者だけでなくスタッフたちからも非常に高い評価を得ていました。
ですが、勤続10年を超えたころから、突然、病院に来るだけで吐き気がしたり頭痛がしたりするようになりました。同僚の精神科医に診てもらうと、鬱病の診断書と「少し休職して、自分のための時間を取った方が良い」というアドバイスを渡されてしまいました。
病院で勤務する生活が辛いと一度も感じたことがないT氏は、自分がうつになったことに納得がいきません。そこで、大学時代の恩師に現状を相談して見ることにしました。恩師は「患者のために治療をするという初めの気持ちを思い出してみたら良いのでは」と、アドバイスをくれました。
その時、T氏は、患者からの評判を落とさないために自分が治療していたことに気付きました。初めは純粋に「患者を治したい」「患者の気持ちを知りたい」という気持ちで診療に当たっていましたが、評判が高くなるにつれ、「良い医師でありたい」「患者に良く思われたい」という気持ちで診察を行っていたのです。
たまっていた論文や雑誌を読み、医学に対する初心を思い出せるように勉学に励むリハビリに取り組み、約3カ月と言う短い休職期間で現場に復帰することができました。T氏の経験からは、自分で自分を追い詰めないように心がけていくことが大事だと言えるでしょう。

転職コンサルタントに相談して現状を変えていく

もちろん、医師がうつになる状況は、個人個人異なります。ですが、悩みながらも行動しないよりは、「転職」することで環境を変えてみることも良い方法となるでしょう。医師専門の転職エージェントサイトでは、それぞれの会員に専任の転職コンサルタントがつきます。抱える悩みや困難な状況をコンサルタントに相談するならば、解決につながる最善の方法と転職先を紹介してもらえるでしょう。
現状を変えるための第一歩として、転職エージェントサイトに登録して見るのはいかがでしょうか。