刑務所で働く医師

医師の求人!刑務所で働く

医師が必要とされるのは病院などの医療機関だけではありません。民間の企業に勤める医師や保健所や介護老人保健施設(老健)に勤める医師など、医者の需要は非常に多いと言うことができます。
同じ医療施設でも、民間医療機関とは異なり、国立病院や国立大学病院に勤める医師は国家公務員待遇になります。また、刑務所に勤務する「矯正医官」も国家公務員法に基づく国家公務員となります。国家公務員として働く「矯正医官」の仕事内容とメリット・デメリット、そして矯正医官の求人情報の探し方についてご説明いたします。

矯正医官という仕事

矯正医官とは、刑務所や少年刑務所の受刑者、拘置所や少年院などの矯正施設や少年鑑別所の収容者に対して診察や治療・健康管理を行う常勤医を意味します。現在、矯正医官が必要な施設のうち2割の施設で欠員しており、矯正医官不足が深刻な問題となっています。2015年8月27日には、衆議院本会議で「矯正医官の兼業および勤務時間の特例等に関する法律案」が可決され、国家公務員法において副業が認められていない矯正医官も、非常勤の仕事やアルバイトを行えることになりました。また、フレックス制度も導入されることが決定し、時間的にも自由な形で矯正医官に就くことができるようになったのです。

矯正医官のメリット・デメリット

1日の勤務時間は8時間で週休二日が保証され、リストラや倒産の不安が無いことが、矯正医官として働くメリットと言えます。扶養手当や住居手当・通勤手当・期末手当・勤勉手当・超過勤務手当など、各種手当が充実していることも、矯正医官のメリットです。
また、国家公務員ですので、共済年金制度の適用も受けることが可能です。退職後の安定も保証されているのが、矯正医官と言えるでしょう。

刑務所ならではの困難

ですが、受刑者たちと信頼関係を構築することが非常に難しかったり、自宅待機になる時間が長かったり、まれに受刑者から告訴されて警察から事情徴収されることもあったりと、デメリットも一定数あります。
また、刑務所内での作業を軽減させるために偽りの症状を訴えたり、症状を誇張して伝えたりする人もいますので、本当の状況を見抜く能力も、矯正医官には求められています。反対に、刑務所や鑑別所という一種独特の状況にいることで、重症であることに気付かないこともありますので、病気の早期発見も矯正医官に課せられた仕事です。

矯正医官の悩み

刑務所や鑑別所という独特の環境で隔離されているのは受刑者や収容者だけではありません。矯正医官も刑務所や鑑別所で働くことで、一般の医療関係者や患者と接触しない隔離状態にあるのです。症例や医療設備が不足するためにスキルアップできないことも、医師としては非常に大きなデメリットです。
また、法務省が2014年に行った矯正医官の現状調査によりますと、矯正医官(平均年齢50歳)の給与は、40代の医師と比較して1カ月当たり20万円程度低いことが明らかになりました。この状況は、兼業やフレックス制が認められたことで、今後改善して行くことが予想されます。

矯正医官の求人を探す

矯正医官の求人は、医師専門の転職エージェントサイトで探します。兼業やフレックス制が認められたことで、国家公務員である「矯正医官」の魅力や人気も増していくことが考えられます。矯正医官募集は全国の施設で行われていますので、多くの地域に住む先生方が対応することが可能です。
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