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薬剤師の社会保険と損害賠償保険

薬剤師が加入する保険は社会保険だけではありません。病院や薬局に勤務する薬剤師は、万が一のために損害賠償保険に加入することが多いです。会社が一斉に加入してくれるのか、個人で加入しなければならないのでしょうか。保険の範囲も含めて、業務を始める前には必ず調べておきましょう。
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1,気になる福利厚生 各職場の社会保険はどうなっている?

社会保険とは、国民の社会保障の分野のひとつで、健康保険、労災保険、雇用保険、厚生年金保険を含めてをいいます。求人票に社会保険完備と記載されていれば、これらの保険へ加入していることを意味します。社会保険は一定の規定を満たした会社や個人は必ず入らなければいけない義務があり、薬剤師が働く職場は社会保険が完備していることがほとんどだと思います。

薬剤師損害賠償保険とは、不慮の事故により法律上の賠償責任を問われた場合の損害に対して保険金が支払われる制度です。近年に起きた調剤事故において、薬剤師の個人の賠償責任が問われる裁判も行われています。薬剤師損害賠償保険は万が一のリスクに備えて、薬剤師が安心して業務に専念できるための保険です。薬剤師損害賠償保険は社会保険とは別のものですので、会社側の加入は義務ではありません。社会保険完備の会社でも、薬剤師損害賠償保険に別に加入しているのかを確認する必要があります。

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2,損害賠償保険は誰が加入?

それでは、薬剤師損害賠償保険は誰が加入するのでしょうか。施設で契約する場合と個人で契約する場合があります。施設契約では病院(薬剤部)や調剤薬局単位で加入します。保険は契約した施設の業務において発生した薬剤師の事故を対象とします。

個人契約は薬剤師が個人単位で加入するので、加入した薬剤師個人が起こした事故が対象です。個人で契約する時は勤務先は問わないので、保険契約期間内に転職や転勤等があった場合も補償は継続します。

施設契約の場合は、所属する薬剤師は全員の加入が求められるケースや、パート勤務など、常勤薬剤師職員以外の職員は加入しなくてもよい場合など、契約する保険によりさまざまな形態があります。施設で契約していても、未加入の薬剤師が事故をおこして責任を問われた場合、補償はされません。

また施設契約の場合、開設者または管理薬剤師に対して損害賠償請求が行われた場合のみが対象で、薬剤師個人に対しての請求は対象外のこともよくあります。オプション契約で個人への損害賠償請求も保障されるなど、契約する保険によって保障の範囲が異なりです。施設で加入しているからと安心せず、適用範囲の事前確認が大切です。

3,損害賠償保険の必要性

薬剤師損害賠償保険は調剤事故で患者さんの身体に障害を与えたり、薬局内で持ち物を壊したりなどで、損害賠償責任を負担された場合に保険金が支払われます。薬剤師は賠償責任を問われるような事件を起こしてはなりませんが、事故(リスク)が起こる可能性はゼロではありません。損害賠償保険は、もしもの場合にも薬剤師の生活を保障する仕組みです。安心して薬剤師の仕事に専念できるように保険への加入をおすすめします。

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