薬剤師は就職難なの?就職状況のリアルと職場で異なる年収や働き方

「これから薬剤師は就職難になる」とささやかれていますが、薬剤師国家試験にも合格したのであれば、それをフル活用し安定して稼ぎたいと思うのは当たり前です。このページでは、薬剤師の就職難の実態と、職場別の就職活動事情を紹介します。気になる平均年収や職場のメリットデメリットをまとめて解説します。就職先にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

この記事に書かれている事まとめ

  • 薬剤師は就職難なの?ー地域、職種によるものの求人情報数は増加しているため、就職難にはならないでしょう。
  • 主な就職先は4つー調剤薬局、病院、ドラッグストア、企業
  • 働きやすさ=調剤薬局、やりがい=病院、独立・経営=ドラッグストア、キャリアアップ=企業
  • 平均年収ランキング1位は企業薬剤師
  • 自分の求める条件によって就職先は様々です。実は薬剤師専門の転職サイトは就職にも役立つので新卒・既卒の方でもぜひ登録してみましょう。
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1.薬剤師は本当に就職難になる?

将来、過剰になる。」この話題を薬剤師なら誰しも聞いたことがあるのではないでしょうか。これから、薬剤師として就職を考えている人はもちろん、転職をして薬剤師を志す方の「薬剤師過剰問題」に対する不安や疑問にお答えします。

薬剤師国家試験合格者数からみると…

薬剤師試験合格者数は、2017年(平成29年)の合格者数は13,234名と近年では13,000人超の薬剤師が誕生しています。この状況下では、薬剤師過剰時代が噂されるのも理解できます。

試験回次 試験実施年 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
第92回 2007 12,112 9,154 75.58
第93回 2008 13,773 10,487 76.14
第94回 2009 15,189 11,301 74.40
第95回 2010 6,720 3,787 56.35
第96回 2011 3,274 1,455 44.44
第97回 2012 9,785 8,641 88.31
第98回 2013 11,288 8,929 79.10
第99回 2014 12,019 7,312 60.84
第100回 2015 14,316 9,044 63.17
第101回 2016 14,949 11,488 76.85
第102回 2017 13,243 9,479 71.58

「厚生労働省 薬剤師試験回次合格者数の推移」

また、以下の図は薬剤師の需要数と薬剤師数(供給数)を比較したものです。すでに数値上では、供給が需要を大きく上回っており、毎年10万人ほどの薬剤師が飽和状態にあるという結果になっています。

薬剤師需要数(人) 薬剤師数(供給数)(人)
2012 255,248 339,646
2013 258,248 347,158
2014 261,469 354,976
2015 262,451 362,799
2016 263,417 370,034
2017 246,401 376,856

しかし厚生労働省の2016年(平成28年)求人倍率のデータによると、「医療,福祉」の新規求人数は大きく増加しています。また、正社員求人も2014年(平成26年)を除いて同様に増加しています。なぜこのように、ギャップが生まれるのでしょうか?

薬剤師は慢性的に足りていない?

都道府県別の薬剤師数に大幅なちがい

薬剤師は都道府県地域によって人数に大きな差があります。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師調査概況」によると、2014年(平成26年)の人口10万人に対する薬剤師数で、最も多い徳島県の340.1人と最も少ない沖縄県の148,4人では約2,3倍も差が開いています。地域によって薬剤師の不足率の差があるのが特徴です。

都心や職種を選ばず、視野を広げて地方薬剤師も考えれば、就職難ということはなく売り手市場と言えるでしょう。

薬剤師免許が必ずしも必要な職に就いていない人もいる

厚生労働省の「2014年(平成26年)医師・歯科医師・薬剤師調査概況」

薬剤師は医師や歯科医師とちがい、就職先は薬局や病院、製薬企業、衛生行政機関など様々です。薬剤師免許を取得したとしても必ずしも、薬剤師免許を用いる職種につくとは限らないのです。

女性が薬剤師数の6割以上を占めている

2014年(平成26年)末の薬剤師総数は216,077人で、そのうち女性が14,865人、男性が73,212人と女性が66%と女性が多く活躍している職場です。女性の社会進出が進んでいる中で、結婚や出産で一時的に仕事を離れたりする方も多くいることから、供給過多という状況にはならないでしょう。

医師数が311,205人なのに対し、薬剤師数は288,151と薬剤師の方が少ないのも驚きの結果です。またJFA「コンビニエンスストア統計調査月報」2017年度によると全国のコンビニエンスストアは5,1814店舗に対し、厚生労働省によると薬局数は58,326店舗と実は薬局の方が多いのです。

これらの点からも、薬剤師人口は年々増加の一歩を辿っていますが、薬剤師不足は今後の課題ともいえるでしょう。なので、就職状況は地域や職種によってハードルは異なりますが、薬剤師は就職難だと不安になる必要はありません。

2.気になる!薬剤師の就職活動事情

では、次に就職先別に見てみましょう。薬剤師は就職先によって、業務内容や就業時間、平均年収がずいぶん異なります。

就職先で比較する、メリットデメリット

薬剤師の就職先は主に4つに分けられます。調剤薬局病院ドラックストア製薬会社です。中でも人気なのは、病院や製薬会社です。

就職した後に、「給料・福利厚生に満足いかない」、「思ってた仕事内容とちがう」、「職場環境や人間関係がよくない」などと言った理由で再度転職することがないように事前にしっかり分析しましょう。

まず項目別に職場比較します。

病院 ドラックストア 調剤薬局 企業
給料
専門スキル
労働時間
やりがい
福利厚生

やりがいを求めるなら病院、独立・開業したいならドラックストア、就職のしやすさや働きやすさで選ぶなら調剤薬局、キャリアアップしたいなら企業薬剤師というように同じ薬剤師でも、就職先によって自分が何を求めるか変わってきます。

下記で詳しく見ていきましょう。

調剤薬局

調剤勤務では病院などの医療機関の医師が出す処方箋をもとに薬を調剤するのが主な業務です。患者の方に、処方薬の服薬方法を説明したり、日々の健康に対してもアドバイスし、病気の予防に有効な薬の情報を提供します。

メリット 患者さんとコミュニケーションを取れる。
処方箋薬についての詳しい知識が身につく。
疑義紹介、服薬指導など、最前線で患者の方を見守ることができる。
希望に合ったワークスタイルを実現しやすい。
デメリット 処方箋が特定の診療科に偏っている場合、総合的な知識・スキルアップは難しい。
人数が少なく、狭い職場のため人間関係が悪化すると居心地の悪さを感じやすい。

病院

従事者は医師・看護師とともに、入院患者の方の症状や顔を見ながら、調剤をする事ができるチーム医療が魅力としてあります。

  • 医薬品情報業務(DI業務)。
  • 薬品管理業務:必要な薬を必要なときに必要な数だけ提供できるように管理する。
  • 製剤業務:医療に必要な、発売されていない薬を作る。
  • 治験業務:製薬会社と協力し、新しい薬を作る。

上記の他にも、院内感染の防止など薬に関する業務に薬剤師が関わります。

最近では、病院の中の病棟に特化して働く「病棟薬剤師」も増えています。各病棟でドクターの代わりに薬の飲み残しがないかの確認や、適正使用の促進をします。病院薬剤師の中でも特に患者の方との接点が多く、人気がある業務のひとつです。

メリット 入院患者の方々と直にコミュニケーションを取れる。
入院患者の体調が回復していくのを傍で見守ることが出来る。
薬学に関する専門知識を活かして働ける。
医師や看護師などと協働して仕事ができる。
カルテを見ることができるため、医学的な観点からも薬学についての理解が深まる。

デメリット 薬剤師の中では年収は低い傾向がある。
夜勤や時間外労働などが多い傾向にある。
調剤薬局と比べると患者との接点は少ない。

もっと病院の薬剤師について詳しく知りたい方はこちら

ドラックストア

ドラックストア勤務の業務内容は調剤業務、OTC医薬品販売が主に挙げられます。OTC販売の場合、処方箋がないので、お客様の症状やニーズから適切な商品を推奨し、使用におけるアドバイス等を行います。

また、ドラックストアでは、レジ打ちや品出し、他にも多様な生活雑貨なども販売されているので、こうした商品についての管理責任も発生するのが特徴です。

メリット 店舗管理・店舗経営まで幅広い業務に取り組める。
OTC販売についての幅広い知識が身につく。
接客機会が多く、お客様と直接コミュニケーションが取れる。
調剤併設型の場合は、調剤業務にも従事できる。
経験を積んで、将来は独立・開業も目指すことができる。
調剤薬局・病院と比較して給料は高め。初任給は最高レベル。
採用機会がたくさんある。
デメリット 給料は頭打ちの傾向。薬剤師資格手当となる10万円分の給与は賞与に反映されない。
医薬品以外の業務も扱う必要があり、薬剤師としての専門性を活かしきれない。
業務が多岐に渡るため、業務負荷が多いケースがある。
第一類の医薬品は薬剤師しか扱えないため、シフトによって休みづらいこともある。

製薬会社

企業勤務の中でも製薬会社の業務は、所属によって様々です。ここでは、各部署の仕事内容を簡単にご紹介します。

  • 研究職:世に存在してない薬を開発。
  • 開発職:新薬の安全性や有能性を確認。
  • 治験コーディネーター:新薬開発動向を把握。臨床試験に欠かせない業務。
  • 管理薬剤師:薬の品質管理。
  • MR:薬の知識を最大限に発揮する営業職。
  • 学術・DI:薬に関する情報の収集や管理。医薬品情報のスペシャリストといえる。
  • 薬事:新薬の申請を行う。ライティングスキル必須。
  • 企業内診療所の薬剤師:一般企業での薬剤師業務。
メリット 一般的に給与水準が高い。
生涯年収も高くなる傾向にある。
価格交渉などがない。
しっかりとしたビジネスマナー・ビジネススキルが身につく。
製薬会社勤務なので、福利厚生が充実している。
デメリット 薬剤師としての専門性は活かしきれない。
自己管理能力が求められる。
調剤薬局や病院への転職が難しいこともある。

もっと製薬会社について詳しく知りたい方はこちら

3.薬剤師の就職先別の平均年収はいくら?

就職先を探す際、キャリアアップややりがいと同じく注目するのがやはり、年収だと思います。「自分は将来いくらもらえるのか?」「薬剤師は年収がいいって聞くけどどうなんだろう」という疑問が当然浮かんでくるでしょう。

職場別の平均年収のランキングは以下の通りです。やはり、一番給料が良いとされるのは大手の企業薬剤師です。これは目安ですので同じ業種でも職場によって異なるのでしっかりチェックしましょう。

1位 企業(製薬など) 650~1,000万円
2位 ドラックストア 450~750万円
3位 調剤薬局 450~700万円
4位 病院(大学病院、国立病院) 400~650万円

では、年代別に平均年収を見てみましょう。

(平成26年賃金構造基本統計調査をもとに算出)

自分の理想と比較してみていかがでしょうか?このグラフの推移を見ていくと、30代、40代と年齢を経るごとに平均年収はアップしていきます。また女性よりも男性の方が伸び率が低いことと50代を機に年収が下がっていくこともポイントです。

さらに詳しく平均年収について知りたい方はこちらもご覧ください。

4.実は、新卒でも既卒でも薬剤師転職サイトが役に立つ

薬剤師転職サイトは、転職活動時にしか利用できないと思ってませんか?実は転職先の情報は就職する際にも十分利用できるのです。その理由としては、といくつかあります。

  • 就職先とのミスマッチが圧倒的に少なくなる。
  • 職場と学生との契約関連の誤解がなく安心。
  • 薬剤師に精通したエージェントに相談することが出来る。

ここでいうミスマッチは主に「職場環境」や「職場の人間関係」においてです。「職場環境」や「職場の人間関係」等の内実はなかなか自分では条件に沿った情報収集をしきれないものです。しかし、転職サイトは業界内での競争によるサービスの向上から、求人1つ1つの職場の内実、例えば「平均残業時間」や「管理薬剤師、薬局長の性格」までも求人情報を知り尽くしているため、就職先とのミスマッチが少ないのです。

薬剤師は国家資格保持者。医療の現場で働き、人の健康や命に関わる大事や役目を担っています。一種独特の世界で働いていかなければなりません。

しかし、一人の力では、限界があると思います。そこで薬剤師専門の転職エージェントの力を借りることをおすすめします。一人ひとりに合った働き方が何なのかを模索中であっても、相談に快く応じてくれます。一般的な求人サイトで思うように就職先を見つけられていない方は、ぜひ転職サイトに登録して薬剤師専門エージェントを頼ってみましょう。

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