薬剤師の転職|急性期病院の特徴と3つの役割、就職する方法と事例

急性期病院といえば薬剤師にとってハードな現場ですが、スキルアップを目指し、あえて急性期病院を希望する薬剤師もいます。 しかし、薬剤師にとって急性期病院とはどのような職場なのか、内定を勝ち得るためにはどうすればいいのか、などをしっかり把握していなければ転職は難しいはず。 このページでは、急性期病院における薬剤師の役割や、転職するメリット・デメリットなどについて説明します。
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1.急性期病院の3つの役割について

まずは、急性期病院が社会に対して果たしている「役割」についてみていきましょう。

難病患者の受け入れ先となる

急性期病院は、原因不明の難病患者を受け入れることができます。これらの患者に継続した医療を提供できるのは急性期病院ならではです。

終末期医療においても重要

小児がんなど、治療をあきらめたくない家族に向け、高度な医療情報を提供する重要な役割を担います。

災害時の拠点となる

その地域で災害が発生した場合、緊急患者の受け入れ場所となり重要な役割を果たします。けがをした患者の手当て、病状に合った別施設への搬送を行います。

代表的な役割を挙げましたが、急性期病院は重い病気に苦しむ方、災害に遭った方にとってなくてはならない存在です。そこで働くということは、より社会貢献性の高い仕事に従事しているという実感を得ることができるでしょう。

2.ココが違う!急性期病院と慢性期病院の業務内容

続いて、急性期病院と療養(慢性)期病院それぞれの薬剤師の仕事内容をみてきましょう。両施設ではどのような違いがあるのでしょうか。

急性期病院で行う業務

救命救急病棟や ICU、HCU など、急を要する治療を行う施設を持つのが急性期病院。当然、薬剤師にも高度な知識と経験が求められます。仕事の内容は、投薬、服薬指導、医薬品管理、医薬品情報管理、混合薬剤調整、治療方針会議への出席、抗がん剤投与、手術への立ち会いです。

慢性期病院で行う業務

慢性期病院では、病状の安定した予定入院患者のケアが中心です。先進的な症例を扱うことは珍しく、業務がスキルアップに直結することはほとんどありません。一方、一人ひとりの患者をじっくりと観察することができます。

仕事の内容は、投薬、服薬指導、医薬品管理、医薬品情報管理、患者のカウンセリングなどです。

3.年収差は倍以上?急性期病院と慢性期病院の勤務パターンと年収は?

続いては、急性期病院と慢性期病院の勤務内容と、年収に注目してみます。

急性期病院の勤務パターンと年収

勤務時間は3パターンのシフト制が基本で、夜勤や休日出勤、時間外勤務もあります。年収1200万円の高収入を実現する薬剤師も珍しくありません。

給与の面で見ればメリットの大きな職場ですが、難易度の高い症例を扱うこと、拘束時間が長いこと、災害の際には被災現場に派遣されることもあります。ワークライフバランスを大事にしている薬剤師には不向きです。

また、慢性期病院よりも判断のスピードを求められることから、薬学知識のみならず、医療全般にわたる知識や経験、スキルアップの意欲がなければ務まらないのが現実です。

慢性期病院の勤務パターンと年収

勤務時間は3パターンのシフト制が基本ですが、夜勤や休日出勤、時間外勤務は勤務先によってさまざまです。年収は500万円程度で一般的な病院と変わりがありません。

以上を踏まえると、急性期病院は「仕事内容がハードで専門的な知識やスキルが求められるが、その分、大きな収入を得ることができる」といえます。

4.急性期病院薬剤の仕事はきつい?気になる職場環境について

医療従事者にとって花形ともいえる急性期病院勤務ですが、やはり仕事内容ははかなりハードなものになります。仕事の厳しさに耐えかねて、急性期病院からほかの職場への転職する薬剤師もいます。

そんな事態を防ぐためにも、事前に急性期病院ならではのつらさを知っておく必要があります。ここでは、急性期病院勤務の薬剤師が苦労に耐えかねて転職した事例を3つご紹介します。

【事例1】まだ経験が浅いときに震災を経験

急性期病院での勤務開始から2年、まだまだこれから学ぶことも多いと感じていたとき、東日本大震災を経験。通常業務に加え被災者のケアを受け持つことになり、激務から体を壊して転職せざるを得ませんでした。

【事例2】難病への知識がなく疎外感

原因不明の難病患者治療に携わることになったとき、その病気の知識がないために会議で一度も発言ができませんでした。そのような経験が増えていき、病院にいづらくなり転職しました。

【事例3】先輩の背中をみて仕事を覚えたため、他の病院では通用しない

その病院では、教育体制が確立されていなかったため、わからないことを先輩薬剤師に聞く雰囲気もありませんでした。先輩の仕事ぶりを盗み見ることしかできず、結局転職したのですが、ほかの病院では通用しない技術しか身に付きませんでした。

これらの実体験をまとめると、やはり「高度な専門知識」「多忙」というキーワードが浮かび上がってきます。急性期病院は、キャリアアップ、社会貢献などの「明確な目的・意志」がない薬剤師には厳しい環境といえるかもしれません。

5.厳しい環境だからこそ身につく急性期病院勤務での薬剤師に求められていくものとは?

ここまで、急性期病院薬剤師の大変な面を紹介してきましたが、得られるものが大きいのも事実です。急性期病院に勤務することで薬剤師が身につけることのできるスキルや、得られるメリットについて詳しくみていきましょう。

仕事に対する責任感・やりがい

急病や災害で搬入される患者に対しスピーディにさまざまな治療を施さなければならない急性期病院では、他の医療機関よりも多様な経験を積むことができます。被災地での医療活動を経験すれば、仕事の幅が広がるのと同時に医療関係者としての責任感が向上し、「人に求められている」「人の役に立っている」ことをより強く実感できるでしょう。

チーム医療でコミュニケーション力や発信力が身につく

薬剤師のみならず、医師や看護師など他の専門家とディスカッションする機会が増えます。それにより、物事を理論的に理解し、明確に伝えるスキル、さらにはプレゼンテーション能力が身につきます。

国指定の特定難病・がんなどの病気を取り扱う力

一般的なクリニックでは経験しない特定疾患などの難病患者や、がんと戦う患者に接することも多く、専門性を高めることができます。がん患者が増加中の日本において、オンコロジー領域に精通した薬剤師は注目されています。

様々な調剤パターンを経験できる

慢性期病院などでは、症状が安定した患者に対してほぼ決まった調剤パターンの繰り返しというケースが多いです。

一方で急性期病院ではイレギュラーな症状、希少疾患の患者などを扱うことも多く、一定の調剤パターンに縛られない調剤を学べます。それにより、患者の状態を先読みした発言力なども身につくでしょう。

6.急性期病院で働くにはかなりの覚悟が必要

急性期病院で薬剤師として働くことは、やはりハードな仕事となります。年収はアップしても、そのハードさゆえに私生活が犠牲になりがちです。当然、ほかの職場に転職してしまう薬剤師もいます。

それらの現実を踏まえれば、「急性期病院へ転職したい!」と考える薬剤師も一度立ち止まって慎重に考えることをおすすめします。その時間は決してムダにはならないはずです。

参考になる二つの「事例」を紹介しますので、参考にしてください。

【事例1】専門性を高めたい

40代の男性薬剤師は、特定の小児がん専門のスキルを身につけたいという希望で大型小児病院を志しました。専門分野を定めることで採用されました。

【事例2】発展途上国の支援を目指して

発展途上国の支援のために「国境なき医師団」などに参加したい多くの経験を積みたいという明確な目標があった薬剤師。そんな薬剤師は語学も堪能、知識や適応能力もあることが多く、急性期病院での採用が決まりやすい傾向にあります。

7.なぜ、急性期病院に採用されるのは狭き門なのか

急性期病院は、常に緊迫した現場であることから人材を育成するための研修に時間を割くことはできません。さまざまな患者・症例に的確に対応するため、即戦力となれる薬剤師しか、内定を勝ち取ることは難しいでしょう。

それでも自分の力を試したい、更に知識と経験を磨きたいというときには、どのように転職活動を進めればいいのでしょう?

コネは?求人誌は?

急性期病院に人的コネクション(いわゆる“コネ”)がある場合は採用の可能性が高まりますが、退職しづらいという一面もあります。求人誌ならば住んでいるエリアでの求人情報に触れることができますが、そもそも求人掲載数が少ないというデメリットがあります。

転職エージェントに相談するのがもっとも効率的

求人数が少なく、ハードルが高い急性期病院への転職。内定どころか、求人を探すことも難しいのが現状です。

しかし、手がないわけではありません。何ごともそうですが、困難に直面した時は強力な味方を得ることが大事です。薬剤師の転職においては「薬剤師専門の転職エージェント」が、最高の味方になってくれるでしょう。

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急性期病院で活躍したいなら、ぜひ転職エージェントを頼ってみてください。

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