医師の年収は意外と低い?副業せずに給料をアップさせる3つの方法

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医師という仕事は人の命と健康を預かり、さらには訴訟リスクもあるハードなもの。「仕事の大変さと収入が見合っていない!」という不満を持つのも当然のことです。では適正といえる収入額はどれくらいなのでしょうか?そして、医師が年収をアップさせるにはどのようなが方法あるのでしょうか?このページでは、様々な角度から「医師と年収」の関係に迫っていきます。
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医師の年収は低い?!実は半数以上が副業をしている!

以下のデータは勤務先数、つまり「何ヶ所の職場で働いているか?」を調査した結果です。「1カ所」と回答した医師は47.9%に留まり、半数以上の医師が「2カ所以上」の勤務先をもっているという驚きの結果となりました。これは医師以外の職業であれば考えられないことです。さらに衝撃的な事実があります。

医師の勤務先数を調査

引用元:労働政策研究・研修機構 調査シリーズ「勤務医の4割が週60時間以上の労働」図表3

2カ所以上の医療機関で働く理由を尋ねた質問で、「1つの勤務先だけでは生活自体が営めないから」と答えた医師が34.4%(複数回答)もいたのです。

医師が複数箇所で働く理由の割合

引用元:労働政策研究・研修機構 調査シリーズ「勤務医の4割が週60時間以上の労働」図表4

さらに「収入を増やしたいから」と応えた医師は、48.1%もいたのです。世間は「医者は病院からたっぷり給料をもらっている」と思っていますが、この数字からはそのイメージが間違っていることがわかります。

医師の平均年収は?~年齢、病院種別、科目別で比較

つづいては、医師の年収を年齢別、科目別、病院種別で比較してみましょう。自分の立場に照らし合わせてご覧ください。

医師の年収~やはり年代別で違う?

以下の表は、厚生労働省が作成した医師の年代別の平均年収です。この金額は総支給額であり、いわゆる「手取り額」ではありません。この金額から保険料や税金などが引かれます。いかに医師が高給取りといえど、男性も女性も1,000万円台に届くのは35~39歳

医師の年収を性別や年代別で調査

引用元:厚生労働省 平成28年賃金構造基本統計調査

「大台」にのるには少し時間がかかるようです。男性医師は30代後半から伸びはじめ、40代前半には1,300万円、40代後半には1,500万円、そして50代前半に1,700万円のピークを迎えます。一方で女性医師はどの年代でも1,600万円台にのりませんでした。

男女合わせた傾向では、医師の年収は50~59歳(50代)にピークに達し、60代70代にかけて緩やかに落ちていきます。ここで思い出していただきたいのが、「医師の半数以上は収入を増やすために2カ所以上に勤めている」というデータです。30代後半で1,000万円、50代で1,500万~1,700万円という収入は、世間的には高給取りといえます。

しかし、広く世間を見渡してみると全国紙の新聞記者や在京テレビ局社員とそれほど変わりありません。もちろんそれらの社員は、勤務先は1社だけです。そして、証券パーソンや企業合併を手掛ける企業、ファンドの社員ともなると40代で2,000万円という人も珍しくありません。

医師の年収~病院種別で差は出る?

 

続いては医療機関別の年収をみていきましょう。以下のデータは「勤務医」の平均年収です。この中には病院や診療所を経営する医師は含まれていません。

勤務先による年収差を調査

引用元:厚生労働省 第20回医療経済実態調査医療機関等調査

もっとも年収が高いのは「医療法人の病院」で1,500万円を超えています。これは「国立」よりも120万円、「社会保険関係法人」より220万円も高い額です。

やはり給料では民間が強いですね。「次の転職では年収にこだわりたい」と考える医師なら、医療法人の病院に絞るべきでしょう。一方で「一般診療所」にも目を向けてみましょう。意外に感じるのは、入院診療収益あり(有床診療所)の施設よりも無床診療所の勤務医の方が高年収という点です。

医療法人でくらべると「有床診療所 865万円」「無床診療所 1,343万円」となり、その差は478万円にもなります。これは収益性の高い美容系クリニックや日帰り手術系のクリニックの存在が大きく関係しているようです。

医師の年収~診療科目別で違いはある?

 

次に診療科ごとの年収です。ここで挙げた例はあくまで一般的なもので例外はありますが、参考にできる点があるでしょう。高収入が見込める診療は以下の2つです

日帰り手術が可能な診療科

眼科医は、緑内障手術とレーシック手術という高単価の日帰り手術で高い収益を上げ、医師も高収入です。循環器内科医や形成外科医も、下肢静脈瘤の日帰り手術を専門にしたクリニックなら高年収を目指せます。病変の下肢静脈を焼くレーザー治療や、医療用接着剤で下肢静脈を塞いでしまうグルー手術などが普及したためです。

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やはりダントツは美容系クリニック

一般的な医師の2~4倍の年収を獲得できるのが美容系の医師。対象となる診療科は、皮膚科、形成外科、一般外科となります。医師求人には年収3,000万円台がずらりと並び、ときには5,000万円という数字も飛び出します。巨額年収を提示するのはテレビCMを流すような全国展開しているクリニックグループです。ノルマや巧みな営業トークを求められることが珍しくありません。

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医師が年収アップをする3つの方法

医師の年収について様々なデータをみてきましたが、実際に「自分の年収は低い」「仕事内容に見合っていない」と感じている方が多いはず。そこで、ここからは年収をアップさせる実践的な方法について紹介していきます。

管理職になる

出世は確実で手堅い年収アップ方法です。一般的に、医師であれば医長・部長・副院長を狙うことになります。

キャリアアップはここから!まず医長を目指してみる

病院が若い医師に医長ポストを与えるには条件があります。それは医師が手術件数、検査件数、外来診察から入院に至った件数などを大きく上昇させたときです。特に手術件数は病院の売上に直結するので、病院経営者も昇格・昇給をさせやすいでしょう。

ほぼ経営サイド?部長とはどんな仕事か

病院の部長職は、完全な管理職。現場よりも経営へのコミットが強くなります。部長になった医師が意識すべき点は以下の通りです。

  • 人事:適正な人事を行なって優秀な人材を確保する
  • 売上:手術件数を上げる、病院の評判を上げて外来患者や紹介を増やす
  • コスト削減:削れるところは削り、収益をアップさせる

これらは、明らかに現場ではなく「経営寄り」といえるでしょう。

複数の職場で働く~非常勤やアルバイト(スポット)をする

記事の冒頭で、多くの医師が収入を上げるため、複数の勤務先をもつ実態を紹介しました。確かにアルバイトは収入をアップさせるため手っ取り早い方法です。しかし、メリットもあればデメリットもあるはず。詳しくみていきましょう。

アルバイトはお得だが、デメリットも…

アルバイト先の当直は手当が高く、メインで働いている自院の当直手当より高くなる場合もあります。たとえば、自院の1回の当直手当が4万5千円、アルバイト当直が7万円とします。月4回、年48回の当直を行うと、自院では年216万円にしかなりませんが、アルバイト当直では年336万円になります。

その差はなんと年120万円です。しかし長い目で見ると、当直バイトはそれほど「お得」とは言えません。自院の当直を断って他の病院の当直に出かけていては、同僚医師や看護師から信頼されないからです。やがて出世に響き、生涯年収を低下させることになるでしょう。

勤務先が違うのは意外とストレス?

アルバイトで働いている医師は、その病院ではアウェイ状態です。患者情報も得にくいですし、コンサルテーションできる医師を見つける苦労もあります。通勤先が目まぐるしく変わるのは大変ですし、確定申告も面倒なものです。複数の場所で働くことは決して楽ではありません

他の病院に転職(異動)する

年収アップの方法として「出世」と「アルバイト」を紹介しました。出世は手堅いながらも時間がかかり、アルバイトはオーバーワークになりかねません。そこでおすすめしたいのが、転職です。病院経営者の多くは「新しく来ていただく先生には、いまのお勤め先より良い待遇を用意しなければならない」と考えているもの。

また病院経営者は、以下に挙げるような「課題」を抱えているために医師を募集しています。高い年収は、その「課題解決料」でもあるのです。

課題1:手術件数などを増やしたい

手術実績を増やしたいと考えている医師であれば、年収が大幅にアップするでしょう。ただ、理事長の審査はとてもシビアになります。採用面接の場にこれまでの治療実績をまとめたレポートを持参すると、年収交渉はスムーズに運ぶでしょう。

課題2:新しい診療科をつくりたい、または現行の診療科を強化したい

これまでその診療科がないところに、新たに診療科を立ち上げることになるので、医療機器の買い付けや看護師たちへの教育も行わなければなりません。診療科の新設も拡充も大変な仕事ですが、それだけに厚待遇が期待できます。

課題3:看護師やコメディカルとコミュニケーションが取れる医師が必要

たとえば院長と看護部長が対立して、理事長が困っている、といった構図です。苦労はしますが病院内の融和に成功すればキャリアアップが待っているかもしれません。

医師が転職をするなら?

では、医師が転職するにはどうすればいいのでしょう?多くの医師が活用している2つの方法について説明します。

知人の紹介

医師は、知人紹介による転職が非常に多い職業です。この場合のメリットは、職場の情報が詳細に把握できることです。理事長の性格や事務長の言動、医事課スタッフのスキルや医局の環境まで、なんでも把握できるでしょう。しかし紹介による転職には「目に見えないデメリット」が隠れています。その一部を紹介しますので参考にしてください。

年収交渉がしづらい…

知人を経由した場合、年収交渉がしづらくなるという致命的な欠点があります。紹介してくれた知人の手前、病院側に「もっと年収を上げてほしい」とはなかなか言いにくいものです。たとえばその知人が「理事長は年収1,500万円を保証すると言っているよ」と言ったとしましょう。しかしその金額は、当直手当を含んだ金額なのでしょうか。その後の昇給ペースは?自分と同レベルの医師と比べて、年収額は高いのか低いのか…悩みは尽きません。かといって病院側に聞くこともできません。

転職したくなっても辞めにくい

知人の紹介で転職した場合、なかなか職場の不満を言い出しにくいものです。約束の給与額が出ない、人間関係が最悪だった、といった場合でも同様でしょう。そして「この病院はもう無理。辞めたい」となったとき、紹介してくれた知人の顔がちらつき、辞めることもできず、ジレンマに悩むことになるのです。知人の紹介による転職は、面倒なしがらみをつくるということを覚悟しておく必要があるでしょう。

転職サイトを使う

このように、知人紹介による転職も、デメリットがあるのです。では、医師がしがらみもなく自分の希望通りの職場を探すにはどうすればいいのでしょう?おすすめは「医師専門転職サイトの活用」です。転職サイトのコンサルタントたちは、日々病院やクリニックを訪問し情報を集めているので、病院の内情を熟知しています。だからこそ人間関係や診療科ごとのクセなども把握しているのです。

信頼できるコンサルタントの見極め方

現在、医師専門の転職サイトは多数存在し、どれを選んでいいかわからない、という医師も多いはず。なかには悪質なサイトが存在するのも事実です。そういったサイトのコンサルタントは医師に向き合わず、早めに転職を決意させようと迫ってきます。一方で良質な転職サイトのコンサルタントであれば、

むしろ医師に「ここで決めてしまっていいのですか。もう少し採用面接を受けてみませんか」と提案するでしょう。また医師がコンサルタントに「いますぐ転職するわけではないのだが、相場を知っておきたい」といった依頼も快く引き受けてくれるでしょう。

コンサルタントを活用する最大のメリット

コンサルタントを使う最大のメリットは、医師が抱えている「とても聞きたいけどとても尋ねにくいこと」を病院経営者に確認してくれることです。優秀なコンサルタントの回答は明確で「当直回数は月2回までは減らすことができますが、その場合1,200万円程度になってしまいます。

月4回の当直を引き受けてくださるなら、交渉次第で1,500万円になるかもしれません」と知りたいことをテキパキと答えてくれるはず。

もちろん転職サイトは登録も利用も無料です。転職サイトを一切使わず転職活動をすることは、医師の場合特にリスクが大きくなるといえるでしょう。

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